小説「フラグメント」
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1章~始まり~①

問題はなかった

不自由もなかった

日常は幸福で溢れていた

桜子は小さな頃から親にも友達にも恵まれ、綺麗な世界の中で育った純白の汚れない花そのものであった


中学にあがる頃には、桜子のパーソナリティも形成されるようになった

人当たりが良く優等生と言えるほどに、性格も成績も優秀であった

そんな桜子が真実と嘘が形成する世界を知ることになる

物語の始まりは、桜子に優しく美しい日常が存在していた、生まれ育った場所を離れ新しい土地に引っ越し、新しい生活が始まった中学1年の春


ここから桜子の世界と剥き出しの世界が混ざり合う

そして始まる

「日常という名の幻影」

日常は日常であって

日常は現実でもある。

日常は日常であって

日常は偽物でもある。


世界には常に真実と虚実が存在し、世界を上手く形作っている


最初のお話「日常という名の幻影」はある一人の女の子が、真実と嘘に傷つき涙しながも、抗う物語