口内炎物語 | ヴァージニア日記 ~初体験オジサンの日常~

口内炎物語

口内炎薬ケナログ

ここ2,3日、口内炎が痛くて、ものを食べるのにも一苦労である。。。

しかも、できた位置が舌の右奥の裏側で、口を動かしただけで奥歯に当たってしまう

部分なので、何もしていない時でも痛かったりするし、上の写真の口内炎薬を

塗るにもうまく塗れないような位置。

ほんとトホホ・・・状態である。

(ちなみに、「口内炎」は英語で canker sore =口腔潰瘍性炎症? という)


小さい時から、口内炎のできやすい体質だったので、口内炎にはずいぶん

悩まされてきた。

今は音楽活動がピアノ一本になったので支障はなくなったが、オーケストラで

ホルンを吹いていた時などは、演奏会の前になると口内炎ができないように

いろいろ気を遣ったものだ(色の濃い野菜をいっぱい食べる、食べながらしゃべ

らない=うっかり舌や唇を噛んでしまわないようにするため、熱い食べ物を

一気に口に入れない など)。



今日、アレックスくんとの英会話レッスンの中で、口内炎の話をしていたら、

大学2年の時に経験した最悪の口内炎のことを

思い出したので、ここでも披露しておく。


この時は、最初唇や舌に3つの口内炎があったのだが、それがなんと

喉に飛び火して、一切ものが食べられなくなってしまった。


せいぜい2,3日の間とは言え、当時は「やせの大食い」(本当ですよ!)

だった私にはとてつもなくつらい日々だった。


他にどこが悪いわけではなかったので、

なにせ、お腹が減る(ひだるい=ひもじい)。。。


水ぐらいしか飲めないのであるが、そんなものいくら飲んでも

お腹はいっぱいにはならない、かえって気持ち悪くなるだけ

である・・・


ここで 妙案!


そうだ! あれだ!! あれがあった!


ビール である。


ビールなら腹もふくれる。

(いくら酒の強い私でも)大量に飲めば気持ちもよくなり、眠れる。

水と違って栄養もあるし、おまけに殺菌作用もある!


もう、それまでなんで思いつかなかったんだろう、というわけで。


その日は昼からビールonly(^^;)。


そんな時の夕方、友人のI君にばったり出会った。

このときI君には借りがあって、「今度会ったらメシをおごる」と

約束していたのを思い出した。

I君は私の口内炎のことなど知らず、

意気揚々と、「お~い、例のやつ、これから行こうや!」


ま、しょうがないか。。。


というわけで、京都三条大橋近くの大衆中華料理屋Mに。


二人で店に入る。


「まあ、何でも好きなもん食えや」(当時はやせていたものの、気は太っ腹である)

         ←この店は安いので、財布は安心。

「おれはビールだけしか飲まんから、お前が全部食うんだぞ」


こう言えば、せいぜい二皿ぐらいしか頼まんだろうと思っていたのだが、

甘かった。

このI君、私を上回る大食いである。

結局、(何だったか忘れたが)三皿プラス餃子を頼み、

しかも最後に焼きそばまで食べやがった・・・・・・・・・・・・


その間、私はI君の食べっぷりの良さに驚嘆しつつ、

食べられない悔しさに悶々としつつ、延々ビールを飲み続けた。


一人で五皿も食べている男と何も食べずにビールばかり飲んでいる男

の奇妙な光景をウェイターだけでなく、他のお客さんも不思議そうに

ながめていた。


私がビールを何本飲んだかは忘れたが、

払ったお金は、5000円も行かなかったように記憶している。


26年前のお話でした。