来月は娘の初節句と一歳のお誕生日。
雛人形は早い所で毎年11月か12月から並んでいると聞いていました。
あまり遅くなり過ぎると、良いと思っていた物はすぐに売れてしまうから早めに見に行った方が良いと言われていて、、、、、
見に行けたのは結局12月半ばになってしまいました
最初から決めていた雛人形は京雛
最高級ブランドの京雛一択でした。
京雛の中でも百貨店に卸している有名な作家さん達がいらっしゃいますが、私は百貨店やどこの店舗にも卸していない作家さんに決めました。
安藤桂甫さんの雛人形です。
雛人形の中でも最高級品と言われる京雛人形。
雛人形の始まりは京都です。
それぞれ人形を作られる頭師、織物師、小道具師、手足師、髪付師、着付師はそれぞれ分業制で6部門もあり、細かい仕事が今も伝わっている京都の良いところです。
ここからは安藤桂甫さんの雛人形の事を書いて行きたいと思います
京雛人形と京都の高級織物で有名な西陣は、
古くから密接な関係にあったそうで、この西陣で創業以来300年の伝統をもつ織物問屋、誉勘商店(こんかんしょうてん)は人形の衣装を作り出す為に、昔の公家装束を徹底的に研究し続けたそうです。
京雛人形は頭作りから始まります。
頭師として一人前になるには10年もかかると言われています。
京都の頭作りの技は一子相伝に継承され、部外者には殆ど伝授されません。
京都の頭作りの型は、目鼻立ちのはっきりとした物は使いません。それは頭師の手技によって顔の表情を作っていくという京都独特のものです。
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頭師によって作られた頭は髪付師の元へ回されます。
髪付師はあらゆる人形の髪型を扱わなければなりません。
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髪付の終わった頭は衣装を着付ける着付師の元に運ばれます。
京雛人形作りの最終行程である着付けは、衣装の柄の決定から始まり、裁断、縫製、着付という手の抜けない仕事なのです。
着付師にとって最も重要な事は、衣装の選択と配色だと言います。
胴作りから始まり、着付けへと入ります。
熟練の着付師が着付けた物は何年経っても崩れないと言います。
京都独特の分業性の中で妥協を許さない
専門職人達の技が結集されて出来上がるのが
京雛人形なんです。
毎年3月3日に行われる雛祭りは平安時代、京都の貴族社会の中で『ひいな』という人形を使った子供達のままごと遊びに始まると言われています。
宮中ではミニチュア御殿や調度品を拵え、そのひいなに着物を着せ替えたりして遊んでいたんです。
現在のひな壇に飾られる小物類も、ひいな遊びが始まりと言われています。
昨年12月、私達が訪れた時は自ら安藤桂甫さんが雛人形の説明等をしてくださいました。
沢山の雛人形で埋め尽くされたお部屋には芸能人やハリウッド俳優さん達の写真がいくつも飾られていました。
やはりここは間違いないと確信しました。
人形の数がとても多くて、小さいサイズから大きいサイズまで、衣装も一体一体違うのでとても迷います。
七段飾り、三段飾り、親王飾り等あります。
写真はホームページより拝借しました。
1番大きいサイズは5号というサイズで、ベルギー王室に献上されたのは5号とおっしゃっていました。
かなり大きく迫力があります。
その1つ下のサイズが6号。
我が家は6号の雛人形で、衣装は帯地を使っていて、男雛も女雛も同じ帯地。
二体が同じ生地を使っている所に惹かれました。
こちらに決定です。
衣装は本当に迷います。一点ものも勿論あります。
一点ものは売約済みになっていました。
やはり皆さん11月から早々に来られていたのでしょうね。
屏風は安藤さんが気に入っておられる物に。
とても細かい作業です。
美しい。
幾つか種類もあるので迷います。
小物類は雪洞だけにしました。
桃の花を置こうか迷いましたが、立派な親王飾りにはシンプルな方が良いのかもしれないと。
桃の花は花屋さんで購入したので、娘に歌ってあげようと思います
安藤さんは七段ではなく今は親王飾りといって、男雛と女雛の二体が主流なのでこちらが良いと勧めてくださいました。
確かに実家の七段飾りは飾るのもしまうのも一苦労なんです。
結婚する時に、母に持って行かないかと聞かれたけど
置く場所がないから断りました。
寧ろ、持って行ってくれへん?
とお願いされましたが。。。
親王飾りで十分です。
間口は135㎝あり、台座を置くと迫力が出ます。
雛人形の飾り方は、地域によって違います。
(以外、ホームページ引用)
他の地域では、男雛を向かって左、女雛を向かって右に飾るのが一般的ですが、京都ではその反対、男雛を向かって右、女雛を向かって左に飾ります。
これは京都御所の紫宸殿の御即位の式典に由来し、太陽が先に当たる側が上の位、「左をもって尊し」という古来の風習によります。
古いしきたりを重んじる京都ならではの飾り方です。
しかし、人形の並べ方に慎重になることも大切ですが、美しく飾って人形を愛でるという気持ちを大切にして欲しいと思います。
守り神とも言われている雛人形はこの時期だけでなく、立派な物なので拘らず、年中飾って頂けるとおっしゃっていました。
こういう置き方をすると、とてもおしゃれです。
雛祭りが終わるとお店に飾られている雛人形から次は、五月人形に替わるそう。
五月人形も作っておられたとは。
もし息子が産まれたらまた安藤さんでお願いしたいです。
ホームページより拝借しました。
お顔立ちもお着物も美しい。
男前なお顔立ち。
女雛と同じ帯地を使っています。
初節句の名前入りオルゴール。
雛人形の絵本も頂きました。
どうやら雛人形を購入すると絵本が頂けるようです。
安藤桂甫さんの奥様作。
絵本を書かれているなんて驚きです。
0歳の娘でも見入ってくれるお雛様の絵本を探していたので、これは本当に嬉しい。
○○ちゃーん。と我が子を呼ぶ箇所が入っていたり、
仕丁、右大臣、左大臣、五人囃子、三人官女、親王様と七段飾りのお人形が出てきます
こちらの絵本は購入も出来るそうです。
ホームページにはご入用の方は連絡下さいと電話番号が書かれていました。
娘の初節句
とても大切な日。
素晴らしい雛人形に出会えた事に感謝です。