春馬くんのいない4度目の梅雨開けの暑い7月18日が過ぎ、色んな方のブログにお邪魔してたくさんのやり場のない想いを受け取りました。4年前を思い出し、腑に落ちない想いを何度も繰り返し、かける言葉が見つからず、胸熱になり、同じ思いですのイイネをつけることが精一杯でした。目頭が何度も熱くなりました。
朝ドラで若い頃の友人と互いに公言していたこの人のセリフということもあり、静かに放つ心に響いた言葉がありました。。





そして、春馬ファンの背中を押してくれるようなKIMさんの作品評に出会いました。



2024.7.18に発表された『奈緒子』紹介記事です。

『走る』三浦春馬を観て、考えること。


おそらく、歩く・走ることは哲学的に問いかけられやすい人間の行為のひとつだ。パリ五輪を目の前にして、身体性への興味が高まってゆく2024年夏、2007年の映画『奈緒子』を観た。


一部抜粋

速く走る・長く走る・競歩に挑戦する、という競技化されたことは別として、走ることや、歩くことは、たいていの人にとって普通に簡単にできる行動、と思われがちだろう。

でも、足を前に出す・地を蹴って速度をアップする、このシンプルな動きも、本能的に秀でているかどうかは、個人個人の運命に組み込まれているんじゃないだろうか、と、アスリートを観るたびに感じてしまう。なぜなら、スポーツの達人が魅せてくれる競技や演技は衝撃を受けるほどに美しいから。


雄介を演じている三浦春馬の走るフォームも綺麗だ。もちろん作品のためにレッスンをきちんと受けたと想像するけれども、すっと伸びた姿勢、腕の動き、脚の運びやリズム感、どれもが伸びやかで美しく、齢16、17歳だったであろう三浦春馬が自身と同じ年齢を演じていたこともあって、とてもナチュラルだった。

アイドルや俳優、特にスクリーンをとおして眺める対象である著名人は、顔の印象が強くなりがちだけれど、この作品のように肢体を出し、シンプルな動きを引きの映像で映されることは、本来の身体能力レベルや全身のバランスが役柄と合っていないと難しいと思う。その意味で年齢を経てダンスにも挑戦していた三浦春馬は、やっぱり身体能力がもともととても高い人物だと確信した。

肩のラインが直角的にシャープで、後ろ姿を見れば「天使の羽」肩甲骨がクリアに出る体形だった彼は、ジャケットやスーツの着こなしもスマートだ。

https://madamefigaro.jp/series/movie-love/240718-naoko.html


パリ·オリンピックを間近に控えた三浦春馬の命日に、発表された映画『奈緒子』評(略したのはあらすじ)。

記事を読んで暑い夏に陸上部の合宿で走り込む撮影の為にランナーとしての筋肉をつけなければ説得力がないと人一倍走り込んで撮影に挑んだ話がメイキング映像のように蘇りました。オリンピックを待つ期間に観てみたいと思いました。

オリンピックイヤーの今年。

努力する意味、それはたとえ望む結果を得られなくても意味のあることだと、夏休みの子ども達にこの映画から漠然とでいいので感じてもらいたいなと思いました。



↓今年の4月5日付で『tourist』の紹介記事と感想を更新してくださっていますが、映画好きの編集者が、作品の良さをきちんと伝えてくれていて、10年先に記事を読んでも作品を観てみたくなる、とても素敵な記事でした。

春馬くんがいなくても残る作品の数々をこんなふうに紹介していただけることが、すごく幸せだなと感じます。

ネットに記事が残ることで、100年先の子ども達が興味を持ち、三浦春馬を知るきっかけに恵まれる。ある人はアニメーターに憧れるかもしれない。

でも中には『ラスト・シンデレラ』を見てBMXに興味を持ち、世界に羽ばたく若者が、『また』育つかもしれない。

三浦春馬が膨らませたエンタメの力と未来への希望。

春馬くんとの出会いに励まされ、今ではBMXの発展に広告塔に自らなっているダニエルさん。

先日のInstagramでのダニエルさんから春馬くんへのメッセージは、私達の背中を押してくれているかのようで感動しました。
きっと春馬くんは喜んでまたエールを送ってくれているのでしょう。





2024.04.05

https://madamefigaro.jp/series/movie-love/240405-tourist.html

2023.07.18
https://madamefigaro.jp/series/movie-love/230718-zero.html

2023.04.05

https://madamefigaro.jp/series/movie-love/230405-kiminitodoke.html

春馬映画以外の映画評数本あります。読んでみてください。
https://madamefigaro.jp/series/movie-love/