https://youtu.be/qo8tSufW-S8?si=_8MUiDt6uM6sk3vr

https://youtu.be/-Uf5DBmSEiI?si=g8RDp-LOGla0oGHb 



先月末にNetflixオリジナルでいよいよ、世界同時配信になった映画『パレード』。

最初のシーンは、長澤まさみ演じる美奈子が浜辺に打上げられ目覚めます。波に巻き込まれて漂う木片や瓦礫、徐々に東日本であった地震を彷彿とするセットがあらわに描かれていきます。長澤まさみの演技が苦しくなる始まりを想像してしまいます。

突然会えなくなった人を探す旅、途方も無く長い時間の絶望の始まりに思えました。

私がこの映画を見たいと思ったのはあらすじを読んで、大切な人を失った痛みからこの作品を観ることで化学変化が起きるのではないかと期待したからです。

映画を見進めていくほどに、絶望の始まりではなく、いい意味で期待を裏切る内容で、不思議と心が温まってきます。この世に遺された者が、大切な人に会いたいと願う。では、旅立ってしまった人はどう思っているのか、それともこの世の記憶はリセットされ、先に進んでしまっているのか?そんな虚しい気持ちを今まで抱いたりしていましたが、この映画を観て温かい希望を感じています。

私はこの表題になった『パレード』の映像だと感じた場面で『天外者』の最後のシーン、大阪の機能が停止し、4,500人が弔問したと言われる五代友厚の通夜のシーンの提灯の灯りの映像を重ねていました。

『パレード』を観ていると、大切な人を亡くした喪失感が癒やされていきます。大切な人に会いたいそんな気持ちがそう感じさせるのかもしれません。
今まで想像してきたのは、今も苦しんでいるのではないか、ひとりで寂しくはないかと思うこともあり、そう考えてしまう時間はいつまでも悲しく寂しかった。でも、この作品を見たら美奈子たちが集っていたような“特別な場所”が本当にあるのではないかと思えてきます。
もう逢えなくなってしまった“あの人”も、野田洋次郎さんの「なみしぐさ」の歌詞のように、わたしたちが笑顔でいることを望んでくれているんだと思います。だからこそ、この世に遺された者として、しっかり前を向いて生きていかなければならないと思います。『パレード』は、温かくじんわりと、力を与えてくれる作品だと思いました


  

事前に行われた試写会アンケートでも、95%が泣いたという感想が寄せられた本作。2月29日より配信開始されると、SNSを中心に大きな話題を呼び、「優しくて心温まる作品」「気づいたら温かい涙が流れていた」「幸せな映画体験だった」などの絶賛の声が上がっている。

また、日本の「今日の映画TOP10」で4日間連続1位を獲得、さらに台湾でも「今日の映画TOP10」入りとなるなど、大ヒット発進となっている(3月6日時点)。   

長澤さんは「後悔って大事だと思う。後悔がないと学びもない。それとどういう風に向き合うかっていうことのほうが1番大事

リリーさんは「誰も思い出せなくなった時にその人の存在が宇宙から消滅する。ずっと思い出してあげること」と語り、本作のテーマでもある、“喪失からの希望”というメッセージが胸に響く、映画とあわせてじっくりと観たい映像となっている。

一部抜粋させていただきました。

https://www.cinemacafe.net/article/2024/03/06/90396.html 


詳しい映画の内容はこちらにあります。https://natalie.mu/eiga/pp/theparades


彼は、たくさんの素晴らしい作品を残してくれました。マイナスのイメージである、悲しい人という先入観を払拭したい。たくさんの人がずっと思い出してくれて、あの素晴らしい演技に触れてもらい、宇宙から消滅してしまわないようにしていきたい。


YouTube引用させていただきました。