映画公開前の2009.3月発売のCinemaCinemaの『クローズZEROⅡ』の゙出演俳優対談記事です。

当時,飛ぶ鳥を落とす勢いの小栗旬、クールな金子ノブアキ、弟分の三浦春馬の3人です。

前作『クローズZERO』で雨の中、壮絶な死闘を繰り広げた不良たちが帰ってきた!

今回の敵は鈴蘭と因縁のある鳳仙学園。主役·源治役の小栗旬、鳳仙学園の頭·鳴海役の金子ノブアキ、そして原作コミック内でも人気が高いキャラクター美藤役の三浦春馬が撮影秘話を存分に語った!


小栗の推薦もあって美藤役に三浦が!





小栗:続編に関しては以前からやるだろうとは思ってた。また、みんなでやれるんだという点はすごく楽しみだったよ。

金子:俺は続編が出来ると聞いてびっくりした。もともと原作ファンだったからね。しかもまさか自分が出るとは思いも寄らなかったし(笑)。

だから話を頂いたときはミーハーな嬉しさもあったけれど、後になってかかってくるであろうプレッシャーと責任を凄く感じた。迷いはなかったけどね。(三浦に対して)どうだった?

三浦:僕はもともと小栗さんから『クローズZERO』の゙マンガを貸してもらってて。坊屋春道がカッコいいなぁとか美藤竜也カッコいいなと思って読んでいたんですよ。そしたら小栗さんが「俺はお前に出てほしいんだよ。」って。



金子:あ、旬君のキャスティング?

小栗:とゆうか、キャスティングの方に三浦春馬がいいんじゃないかと言ったの。1年生という役柄で自分より年下でってことなら、俺はやっぱり春馬かなと。自分たちより下の世代の俳優の中で、ほかの子たちと春馬は(演技のうまさは)レベルが違うと思っていたから。春馬が参加することで、皆の演技の底上げ状態になればいいなと思っていたし。

三浦:ありがとうございます(笑)。こういう役って演じたことなかった。

でも、やってみたい気持ちはあったんです。だから嬉しかったし、入る前はプレッシャーはそんなになかったんですよ。ただ小栗さんに「カッコよくやれよ」って言われたのは一番プレッシャーになりましたね(笑)。


終りが見えなくなった源治と鳴海大我の対決シーン!



金子:出来上がった世界観の中にあとから入っていくのも、プレッシャーあるよね。

三浦:気まずいというか…。

金子:でも皆さんがすごく気を使ってくださった結果、無事に着地はできたのかなと。そもそも俳優としての経験は俺なんかぶっちぎって浅いし。アクションシーンだって初めてだったし。しかも俺がさんかするのって、結構ギリギリで決まったので、あんまり殺陣を練習する暇もなくて…。




小栗:実際に殺陣とか、撮影当日に教えられて覚えてやるしね。

金子:でも、やってみて思ったけど、現場でないと分からないものだったなと。動きの中に人格が見えてくるなんて、実際にやってみないと分からない。事前に練習して動きは覚えられても、そういう色付けの゙部分は

現場でだんだんと見えてくるんだなって。

三浦:いろいろケンカのシーンはあったけれど、僕は源治(小栗)と鳴海大我(金子)の゙闘いが一番印象に残っていますよ。これは死闘だなって。



小栗:俺たちも一体、このケンカ、いつになったら終わるんだろうって思いながらやってたから(笑)。

金子:三池監督もさ、「どうやって終わるんですか?」って聞いたら「分かんない」って言ってたからね(爆笑)。

小栗:ここまできたら分かんねーってね(爆笑)。

金子:終わらないかもしれないって言ってた!

小栗:だってさ、あっくん(金子のこと)のリアクションがすごいんだもん。一回転して倒れたりしてんのに、それでも平気で立ち上がってくる。

金子:一回転したんだってね!あのときはかなりテンション高かったから、俺自身どうなったのか分かってなかったの。そうしたらスタッフさんが「やばい!」みたいな、引いた空気になってて。その周囲の状況と高揚している自分とのギャップに笑っちゃった(笑)。

小栗:あのシーンの撮影時は俺も突然笑ったりしてたよ。不思議なんだけど、なんか急に面白くなっちゃって。【②へ続く】

  


春馬くんが演じる美藤は原作でも印象的な存在で、この作品なかでもそのイメージは変わらないけれど、出演シーンは少ない。だから、撮影日数も少なかったのだと思われます。小栗さんと金子さんのこのシーンの撮影は、春馬くんは、春馬くんの喧嘩シーンと同じ日の撮影だと思われます。このふたりの対峙を生で見ることが出来ていたのかな。

この対談時には、春馬くんはまだ完成作品は見ていませんでした。

憧れのお兄さんたちが、平常心で判断できなくなりながらも、フラフラのまま続いた喧嘩の芝居には興奮したのだろうと思います。このあと、いつも周りへの配慮を欠かさなかった春馬くんは、現場に関わる人全体をよく見ていました。特に座長としての小栗さんの佇まいは、勉強になったのだろうと思います。

特にこの現場には、原作ファンのエキストラや、本物のヤンチャなエキストラやがたくさん参加していたといたそうで、一発触発の緊張感を抑えたのは、座長や他の役者たちの演技力だといいます。このふたりのシーンの話に耳を傾ける春馬くんです。②もまだまだふたりの喧嘩シーンの話続きます。

ちょっと道草🐥

まるでミュージカルみたいだなと話題のCM…。

https://youtu.be/FXL3HW4ByaM?si=ago_mYR__lYCQ20A 

もっと共演見たかったなと思い、ふたりの姿を観てみたくなりました。 

https://youtu.be/4JzKI3yknWU?si=TEBVWc2chDvxRE7g