https://news.yahoo.co.jp/articles/731d87ebbea00622c84a208e0809c5fab7e8850b 

 ようやく、娘に頼んで連れて行ってもらいました。障害者運転許可証はあるんだけど、生活圏外へは、危ないからと家族の反対もあり自分の運転では行かないので、じっと我慢する間に、どこかでネタバレしていて意気消沈😢😑
 まぁ、知ってしまったから仕方ない。後は知識を入れずに 時を待ちました。
 最初から覚悟しておけという話だったけど、『羊たちの沈黙』が好きな私には難なくクリア。だけど、怒涛の展開に全身に力が入り、あとで歩く時に麻痺側に緊張状態で力が入り転倒の危険が…。あ〜。疲れた。
 なんであの三浦春馬っては人は、演じる役によって全く違う表情なんだろうか。どの役どころも同じ人物が演じている様には見えない。目つき、頬の表情筋、口の緊張。今までのどの役の使い方とも違った。登場と共にスクリーンが引き締まる、凄いオーラ。
ピタッと寄り添う本多正信役の高橋光臣さんの演技も流石です。みなさんが、この映画の肝と話されている元康が蒼に話をするシーンで家臣を制し二人きりで話をさせるところは、元康の腹心として後々信頼され続けた事はあるなと思いました。
 マッケンのあの演技を引き出せたのは、勿論、マッケンのたゆまぬ努力と春馬くんとの共演を目標にして来たからこそだけれど。やはり、三浦春馬というたゆまぬ努力を10年以上し続けてきた俳優が、自分の次の世代にバトンを渡すという思いが、マッケンの持てる力をフルに引き出したと感じました。ならば進め、自分の道をと満足そうな表情。あれは、春馬くんの表情も混ざった笑みでした。
 監督が話されていたマッケンの首ギリギリ寸止めのシーンは、見届けたものの全体的に殺陣を含めたアクションシーンが盛りだくさんで追うのが大変、一回では、しっかりと見られない。リピートしたい。マッケンの殺陣が素晴らしくて、どんなに下手でも合わせてくれると鈴木さんが褒めていたのも何回かみたいし、大成くんもチュッパチャップス舐めながら、頭脳明晰ぽかったし。山崎紘菜さんの演技も瑞々しかった。
みなさんが、渡邉圭佑くんが怪演だったと話されていたの納得。撮影期間中にどんどん迫真に迫る演技で「羊たちの沈黙」ファンの私は、この人が醸し出す危うさにゾクッとしました。どんどんしんかするでしょう。春馬くんとの撮影エピソードを話してくれていたのに、なかった事になっているのは残念です。
 若いエネルギー溢れる演技は、後輩達に、自分が、先輩から教わったものを渡したい、伝えたいと将来の希望を語っていた彼には、楽しい充実した時間だったと思います。
 これから、あのブレイブにでていた人ね!って言う人をまた、違うお芝居で出会えるかも知れない。春馬くんもたのしみにしているでしょう。

 最後のシーンでのマッケンの背中。ドキッとしました。
 広い肩幅に逆三角形の背筋をピンと伸ばした大きな背中。あれは。春馬くんだと思ってしまった。抑えていた涙が溢れ出した。やっと会えたと嬉しく思いました。
 彼の思いは、マッケンが引き継いでいく。継承されていく。
 

 

片麻痺の料理日記、便利品