+act.さんと『日本製』の旅を続けながら、気心の知れた人にオープンマインドで話す春馬くんとその空気感で絶妙に言葉を引き出す。魅力的な会話が4年間に渡り、話されていた。もっとも、春馬くんの情熱を知る人達のひとりなのかもしれない。

 2019.10月号より一部抜粋

スタッフ:10年近く取材を続けていて感じるのは、春馬君の言葉力。
                10~20代前半くらいまでは、自分の思いを言葉でどう表現していいのか探していた所があった。言葉の強度も説得力も格段に上がっている。
ただ歳を重ねただけでない気がします。

春馬:やっぱりもどかしい思いをたくさんしてきたからこそ、どうしたらみんなで作り    
    あげてきた作品の良さをしっかり伝えられるかを どういう言い方をすれば相手の心に刺さるのかを凄く考えました。
マネジャーの話に聞き耳をたてて「マネジャーはこういうふうに話しているんだ。」と参考にしたり、そうやって語らいをふやしたりとか。
もっと表現力をつけなくてはという思いが、徐々に生まれていった。

俳優仲間で全然喋らなくて、久しぶりに会ったら こんなにもしゃべる人だったんだと感じた彼が言ったんです。
「昔は、話さなくてもわかってもらえるって思っていた。自分の立ち振る舞いや芝居でわかってもらえる筈だと思っていた。だけど、伝わらないし、動かせない。」
苦手だから、勉強不足だからと黙っていたら 作品を知ってもらう機会を失ってしまう。

 20代後半は、一生懸命スタッフと力を合わせて取り組んだ『進撃の巨人』がありました。ワイヤーアクションに挑む為、体幹を鍛えるトレーニングを続け、感の良い彼はテストができないシーンでも一発OKだったと制作陣が言っていました。又、みんなで一生懸命作り上げた作品というのも春馬くんらしい表現ですね。製作会見や舞台挨拶で表立って作品の魅力を伝えるのは役者と言う責任感があったのですね。だから、批判がある時は一心に受け止めていたことがわかるし、悔しかったこともわかる取材でした。
 俳優仲間ってどなたなのか気になりますね。

 ほんとに彼の話には、人を惹き付ける魅力があります。
 以前にバラエティーで友人の賀来賢人さんが春馬くんの絶妙に溜める間を真似していると話していました。絶妙な間のとり方大好きです。真面目さもあり、相反する色気まであります。それにあの声ですよね。人を惹き付けます。一瞬で捉えられてしまう。
 勉強家の春馬くんの事。たくさん本を読み、魅力的な話し方をする方を観察したんでしょうね。
 彼の紡ぐ言葉は、丁寧に織られた反物みたいにキレイで魅力的です。


   




世界は、春馬くんの好きな物であふれてる。