不動産屋の部長ブログ -5ページ目

不動産屋の部長ブログ

宇都宮市にある不動産屋で部長やってます。

僕の父は今では珍しい厳格で、亭主関白な人でした。

 

躾の範囲で殴るのは当たり前。さらに酒に酔うと暴れ出すので、

 

僕たち兄弟は自分たちの部屋に避難し、父が寝るのを待ってから、

 

テレビを見るのが習慣でした。もちろん、ギリギリまで音を小さくして。

 

子供たちの恐怖の象徴だったことは間違いありません。

 

 

そんな父との思い出で、

 

僕は小学生の頃、サッカーのスポーツ少年団に所属していました。

 

その日はたまたまサッカーの試合と父の誕生日が重なるタイミングで、

 

朝ごはんを食べている時に「誕生日プレゼントは何がいい?」と何の気なく、

 

父に聞きました。

 

少し考えてから父は「お前のゴールかな」との回答が。

 

その時の僕のポジションは中盤(今で言うボランチ)で

 

試合には出れても、ゴールを決めたことがありませんでした。

 

それでも父の喜ぶ顔が見たくて、僕は積極的にゴールを狙うロングシュートを

 

蹴りまくりました。何本も何本も・・・・

そしてなんと!!

 

前半の終了間際に僕が蹴ったボールがゴールネットを揺らしたんです!

 

父に約束通りのゴールをプレゼントできて、顔には出さない様にしていたけど、

 

かなり興奮していたことは覚えています。本当に嬉しかった!

 

 

途中、選手交代でベンチに戻った僕は、三角座りをして試合の応援をしていました。

 

その時、いつ間にか父が僕の後ろに立っていて、僕の頭を力強く撫でてくれました。

 

「誕生日プレゼント、ありがとう。感動したわ」

 

恥ずかしがり屋の父としては、背一杯の言葉で僕のゴールを労ってくれました。

 

僕は顔を伏せて、嬉し涙が流れる顔をまわりに見られないようにしていました。

 

 

普段の生活ではかなり厳しい父だったからこそ、たまにこういう優しい言葉を

 

かけられると、こっちは泣いちゃうんですよ。ずるいお方やで!!

 

 

 

後から母に聞いた話ですが、

 

その日の夜、父は泣きながらお酒を飲んで僕のゴールを称賛していたそうです。

 

まったく、泣き虫なのは親子で一緒だったんですね。