父親が好きだった。
家族で一番好きだった。
結婚相手はお父さんのようなひと、どころか
父親と結婚できるとさえ思っていた。
愛されていたから。

わたしは二人姉妹だけど
愛された方の子だ。
正直に言えば、私は姉よりはるかに愛された。
愛されすぎて、わたしがおじさんと仲良くすることも
拒まれた。

それから父親とは口をきいていない。
父親のことは今でも愛しているけれど
それはおじさんよりは愛しているけれど
でも父親は私を愛する方法を間違ってしまったとは
今でも思っている。

愛されすぎた、自慢の娘に育ってしまったことを
今では少し後悔している。
でなかったらもっと愛されていなかっただろうけれど
それでも嫌われない娘でいられたなら
私はそれでよかったのに。

もう一度父親に愛されたい。
でももう無理だと思う。
父は私を扶養する義務以上に私に手をかけることは
もうしないとおもう。

それがおじさんに言えたなら