ラッキーさんが
私達人間よりも
老いの速度が速いと
頭では分かっていても

毎日介護をしていると
嫌でも
現実として
突きつけられます。

毎日手作り食やカステラ、パンを
パクパクと食べていますが
日に日にやせ衰えていきます。

せっせと涙や目やにを拭いていますが
両目とも
涙やけができてしまいました。

オムツ交換のたびに
きれいに拭いていたつもりでも
オシッコやけで毛が変色しています。

耳の炎症も
たった1日処置を怠っただけで
すぐに元に戻ってしまいます。

抱き上げると
口と鼻から
ポタポタとヨダレが落ちてきます。

食事は言うに及ばず
排泄も自力では完全ではなく
人の介助が必要です。

新たな床ずれが出来るかもしれないので
体が見えるように服は着せていません。
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もう体は骨と皮だけ・・・・・。
床ずれの処置をしていても
また痩せたなぁ~って思います。
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でも今日もラッキーさんは生きています。
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お義母さんが
ラッキーさんに床ずれがあると
主人から聞いて発した言葉です。

おんなじ向きで寝かせてるから出来るのよ!
かわいそうに。痛いだろうね~。
ちょっとアンタ、薬かなんか塗ってやんなさいよ。


言いたい事は山ほどありましたが
現実を知らない人には
何を言っても無駄だと思い黙っていました。
なにより
床ずれをつくってしまったのは
事実なのですから
弁明の余地はありませんよね。

いつも
ラッキーさんの床ずれの処置をしながら
「ごめんね、ごめんね」と謝る私です。
気が付くと涙が溢れてきてしまいます。
このまま逝かせてやろうかとも思いました。

今、高齢者の「胃ろう」をはじめとする
延命処置が問題になっています。

ラッキーさんだって同じかもしれません。
もはや人の手なしには生きて行けません。

果たして、これが自然なのか?
私が介護の手をゆるめたら
それは虐待に値するのだろうか?

答えが出ぬまま
今日も夜がふけてゆきます。


今日も最後まで読んで頂き
有難う御座います。m(__)m

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本当に申し訳ありません。
この場をお借りしてお詫びいたします。