20時になった

 

 

 

 

 

 

 

誰かがドアをノックする。

今頃誰だろう・・・?

 

ドアのカギは開いているが、開ける気配が無い。知人ではない?

 

 

 

玄関の電気を点けドアを開けた。

 

 

満面の笑み❣皴だらけの目の周り。「明日まで待てずにやって来ました。これ…お土産。」超じい様

 

「わお~凄い❣メロン‼久しぶり…今年最初のメロン。感謝❕感謝❕入って・入って・・・」

 

「お邪魔します。」超じい様

 

「何を他人行儀な挨拶を?」

 

 

「お陰様で鬱にならずに済みました。皆さんには取り敢えずラインでお礼を言って有ります。そこで、床上げ祝いに近々何処かのキャンプ場でも借りて”野宿”ではないキャンプをしませんか?」超じい様

 

「何となく”野宿ではない”と言う言葉に引っかかるけど…良いでしょう。」

「宜しかったら、私が今回はセンティングさせてもらいます。」超じい様

 

「・・・何か引っかかるなぁ~?」

 

 

 

(*´―――――`)ン?

 

 

コーヒーを飲みながら、数日前の”超じい様”の凄~く昔の話”の続きを聞く。

 

 

”超じい様”の語り部の始まり・・・。

*安普請の部屋なので、声を殺してヒソヒソ話。

 

怖~。

「蛍光灯を消してみよう❢(〃^∇^)o彡☆わはは。雰囲気最高❣」

 

 

コーヒーがじい様の持ち込んだ”ドンペリ”に変わって語り部じいさんの独演会となる。

 

 

 

 

(・∀・)ニヤニヤ~♪(・∀・)ニヤニヤ~♪流石にお金持ち。ハイヤーにドンペリ。

私の場合はチヤリに缶酎ハイ・・・。落ちぶれたキリギリスの如し。

 

 

 

 

 

2時間程、語り部じいさんの独演会を聞きながら天井に張ったビニール紐に絡みつく自然薯の蔓をぼやけた視線で眺めていた。

 

 

 

(=゚ω゚=;)ドキッ!!!

突然の大イビキ‼

 

大丈夫❕脳梗塞?

 

でも・・・方言だらけだったけど会話は問題なさそうだし…体の異変もん問題なかった。

 

取り敢えずは、横にして布団をかけて様子を見よう。

 

 

 

・・・

もう直ぐ日付が変わる。鼾は大分小さくなった。手足は動いている。このままホッタラカシで、様子を見ながら、落ちぶれたキリギリスの如く、老いぼれて今なお仕事する私。

 

 

 

 

深夜のコーヒータイム&お仕事タイム突入。