どんな修行?
あの人のどこかぎこちない笑顔と
背中を見ながらふと思った。
残念!
踏みにじられて育った人のよくある闇バージョンだよ。
それでいい。
夜明けは来なくていい。
止まない雨に打たれてもかまわない。
世界は美しい、でも私には無関係だ。
ただぼんやりとあぁ綺麗だなって
眺めるだけだ。
この手をすり抜けた
失くしたもの得られなかったもの、
数えるほど暇じゃないって
黒い翼のあの女が来るのを気まぐれに待つだけだ。
それまで、好きに生きてやる。
あいつらなんかにゃ負けねぇ。
生憎と
置いてきぼりを食らってばかりだ。