我が家の雑草の植生を理解するために、この夏写真におさめた雑草をきちんと調べてブログに残すことにする。

 

雑草は好む土質や栄養状態、土の固さなどによって生えやすい・にくいがあるので、我が家の雑草から菜園や庭の土質を見極め、その情報を何かに利用できないかと思う。

 

説明はwikiなどでしらべて掲載しているが、私の経験上の主観も入っている。

では、さっそく開始。

 

■ネジバナ

・特徴:らせん状に花をつける。愛好家が多いらしい。個体寿命が短く、自生状況も安定しないそうだ。

・好む場所:湿っていて日当たりの良い、背の低い草地

 

■スギナ

・特徴:多年生、地下茎で地下30~50㎝くらいを横に這いながら、地上部を何本もだす。生命力が強く地下茎にでんぷんを蓄えた塊茎を作り、地上部を刈っても時間がたつと再び葉を出してくる。通称地獄草というらしい。胞子茎はつくし。畑など草の少ない場所では春先などに真っ先にでてきて幅を利かせるが、雑草のなかでは競争には弱いので雑草が生い茂るところでは自然と競争に負けてる。取り除くのはかなり困難。カリウム・カルシウム・マグネシウム・リンなどミネラルが豊富で年数を経ると酸性の土壌を中和していく作用があるらしい。

・好む場所:日当たりの良い酸性のやせた土地

 

■ドクダミ

・特徴:爽健美茶にも入っている雑草。じめじめしたところにはたいてい群生している。においがきつい。成長スピードが速く、日陰を作ってほかの雑草の生育を阻害する。地下茎でつながっているので、根絶が難しい。

・好む場所:湿り気のある半日陰地

 

■ジュズダマ

・特徴:帰化植物で草丈が2メートルくらいになるイネ科の雑草。多年草であるが関東地方では冬に枯れるらしい。類似種にハトムギがある。生え始めはトウモロコシに似ている。かたい卵型の種を使って数珠玉を作れるところから名前がきている。種は水に浮くようだ。庭に種がたくさん落ちていたが覆土していない場合は発芽しなかったように感じる。土を掘り返している際に覆土してしまい、そこから一気に発芽に至った。種が大きいので発芽してから芽が伸びていくのが早い。小さいうちは簡単に抜けるが大きく太くなると抜くのが大変。緑肥に使えないだろうか。

・好む場所:水辺や野原、湿地

 

■イヌホオズキ

・特徴:ナス科で有毒雑草。個人的に枝葉の広がり方がよく、かわいい花が咲くので好きな雑草。

・好む場所:畑や道端、民家の庭先

 

■ホオズキ

・特徴:ホオズキであることはわかったが、種の特定に至らず。

・好む場所:ある程度栄養のある日当たりのよい場所に生えてくるように感じる。


■ツユクサ

・特徴:朝咲いた花が昼にはしぼむことから朝露をイメージしてツユクサとなったという説がある。繁殖力旺盛でそれなりに横と縦に広がるので、背の低い野菜などは埋もれてしまう。

・好む場所:栄養価の高い場所。我が家では雑草を刈って積んでいるあたりによく生えてくる。

 

■スベリヒユ

・特徴:多肉植物で畑の雑草として嫌われている。我が家にはどこにでも生えているが地を這うように横に広がるため、ほかの雑草の陰になり成長が遅いことも多い。乾燥に強く寒さに弱い。食用にもなり育てている地域もあり、種も販売している。

・好む場所:畑や道端、空き地など日当たりがいい場所。

 

■ヤブガラシ

・特徴:藪を枯らすほど旺盛に繁殖する。ひと夏で庭木にまきついて覆ってしまうので嫌いな雑草であり、それなりの葉の大きさと長さがあるこの草を刈ると駆除した実感が出るので優先的に刈っている。地下茎が太く生命力が強いので、地上部を刈ってもすぐに新芽が出てくる。若葉は食用になるようだ。

・好む場所:日当たりが良ければどこにでも生える。

 

■菜の花

・特徴:アブラナ科の一年草。夏の終わりに発芽し春先に黄色い花を咲かせて食用にもなるし、菜種油もとれる。落ちた種から翌年もたくさんの菜の花が咲く。

・好む場所:荒れた土地でも育つ

 

■メヒシバ

・特徴:イネ科の一年草。ザ雑草。繁殖力も強く景観上も美しくなく、歩くと足に触れるので、個人的には駆除対象。開けたところでは地を這うように茎が広がるが、密集地では稲のように高く上に育つ。根は深くないので、根元をもって引き抜くと比較的容易に抜ける。

・好む場所:どこにでも繁殖する

 

■カヤツリグサ

・特徴:抑草剤が効かないため農家から嫌われているらしい。種も多く刈っても買っても生えてくる印象。その反面、根は浅いので抜きやすい。

・好む場所:道端や田畑

 

■カタバミ

・特徴:こじんまりとしていてかわいい花を咲かせる。根が深いため駆除にしづらい草。種の詰まった果実をつけ、種が1,2メートルくらいはじけとぶ。

・好む場所:田畑など背丈の大きな草が生えていない所

 

■シソ

・特徴:かなり昔庭に種で植えたものが野生化し毎年芽が出てくる。わさわさした雑草の中にぽつぽつ生えていたが、シソを残して雑草を刈っていたためご覧のような姿になった。アカジソとアオジソが交配すると表が緑で裏が赤色のシソになりだんだんと赤になっていくそう。そのうちシソジュースにでもしよう。

・好む場所:半日陰の場所。日当たりが良すぎると葉が固くなる。

 

■ヒメツルソバ

・特徴:金平糖みたいなかわいい花がいっぱい咲く多年草。繁殖力が強く、我が家には雑草として入ってきたのか誰かが種を撒いたのかわからない。グランドカバーの分野では芝の勢力に負けている気がする。

・好む場所:乾燥に強くどこでも育ちそうだが、背の高い雑草の少ない場所によく生える。

 

■チドメグサ

・特徴:葉の汁を傷につけると血が止まることから名前がついた。芝生に生えると草取りがめんどくさい。

・好む場所:湿ったところ

 

 

後半になるにつれ説明が雑になった気がする。

本当はもっと写真に撮っているが、種類が同定できないためブログにまとめるのは見送った。

今後、菜園の改造を続けて有機物量が上がった時にどういった植生になるか楽しみだ。

 

 

雑草の写真が続いたので最後に最近撮った夏休み感のある写真を掲載しておく。

 

 

 

以上