低血糖症にお悩みの方はかなり多そうですね。

血液検査結果のレポートを見ても、大体3人〜4人くらいに一人は低血糖って感じです。

 

で、低血糖にお悩みの方は割と色々情報収集して色々取り組んでいるかと思いますが・・・

 

その中でも謎の対策が、

 

低血糖にココナッツオイル

 

というもの。

 

 

なんかよく分かんないんですが、低血糖症を訴える方がよく実践しているんですよね。

 

例えば、

 

「低血糖になったときはココナッツオイルを摂っています」

 

みたいな感じ。

または、日常的に摂っている方も多い印象です。

 

別にココナッツオイルが悪い物って訳ではないんですが、ココナッツオイルを摂っているだけでは低血糖症は治りません。

 

これはMCTオイルにも言えること。

 

なぜなら、ココナッツオイルやMCTオイルは単に「エネルギー源」というだけで、それ以上でも以下でもないから。

 

 

「いやいや、糖質のエネルギーを脂質に変えれば、血糖値の乱高下を防げるから低血糖対策になるでしょ」

 

 

と思うかも知れません。

または、

 

「ケトン体が作られて糖質に変わるエネルギー源になるから大丈夫」

 

と考える人も居るでしょう。

 

ですが、これらは単に糖質のエネルギーを脂質に切り替えただけで、低血糖となる根本的な問題は解決していません。

 

 

では、低血糖となる根本的な問題とは何か❓

 

それは、

 

生体恒常性の乱れ

 

ですね。

勉強している方なら、一度は聞いたことがあるかと思います。

 

生体恒常性とは、私達が体の外から受ける環境や内部の変化に関わらず、体の状態を一定に保とうとする働きのこと。

 

例えば寒いところに言っても体温が下がらないように、体は一定の状態を保とうとしてくれる働きがあります。

 

血糖値も同じで、本来は上がりすぎたり下がりすぎたりしないように綿密にコントロールされるものなんですね。

 

この生体恒常性は、栄養欠損やストレス、炎症などでいとも簡単に乱れてしまいます。

 

この生体恒常性の乱れを放置したまま、単にエネルギー源を糖質から脂質に切り替えただけでは、何の問題も解決しないんですよ。

 

 

そもそも、糖代謝に異常があるってことは、脂質もうまく代謝出来ないってことですし。

 

脂質を消化吸収するには、糖質よりも複雑な過程が必要なんで、これが正常に出来ていたらみんな苦労しません。

 

 

そもそも低血糖対策に脂質を取るのであれば、中鎖脂肪酸よりもEPAの方が遙かに有効。

 

なぜなら、炎症と低血糖は関連しているので、炎症を抑えていくことの方が根本的に低血糖対策になるからですね。

 

EPAには炎症を抑えてくれる働きもありますし、必須脂肪酸の中でも特に不足しやすい脂肪酸の1つ。

 

EPAは酸化しやすい油ですが、良質なサプリメントであれば酸化の心配は殆どいりません。

なので、脂質を取るのであればEPAを摂る方がオススメです。

 

まぁ低血糖の原因は人それぞれなんで、EPAだけ摂っても意味ないですが。

 

 

結局の所、自分の体の生体恒常性がなぜ乱れてしまっているのかという根本原因からアプローチしていくことが重要ですね。

 

小手先のテクニックに騙されると、低血糖にココナッツオイルみたいな対処療法的なアプローチになるんです。

 

あなたの低血糖の原因はどこにありますか❓

 

ご自身の根本原因から栄養アプローチするためにも、是非血液検査を受けてから必要なアプローチを行うようにして下さい。

 

それでは👍

 

 

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