このブログで度々ご紹介している起立性調節障害で学校に行けなかった男の子ですが、もう午前中から登校できるようになったそうです😊
血液検査を受けて本格的に栄養療法を始めたのが3月からだったと思うので、4ヶ月くらいで学校に行けるようになりましたね。
思っていた以上に回復が早いです。
初めてご相談頂いたときの状況では、来年あたりには学校に行けるようになってたら良いな、くらいの感じでした。
でも、今の様子を見ていると夏休み明け頃には普通のこと同じように学校に通える雰囲気ですね。
今はまだ無理すると体調を崩すときがあるものの、それでも前に比べたらだいぶ良くなりました😊
今は部活最後の演奏会に向けて頑張っているそうです😊
さて、今回はこの子の二回目の血液検査結果が出たのでご紹介します。
右側が前回の数値、左側が今回の数値ですね。
特に変化が大きかったのが体重でしょうか。前回は56kgだったのが65kgまで増えました。
身長も2cm伸びて、摂った栄養がちゃんとしっかり使われていることが分かりますね。
総タンパクの数値は、前回の8.1から7.6まで改善。これは血液濃縮が改善していることを表します。
ただ、これでもまだまだタンパク質不足ですね。
AST、ALTでは、極度のビタミン不足が改善傾向です。低血糖がまだ残っていますが、このあたりの改善はこれからですね。
血液の状態では、溶血性貧血が改善傾向にありますね。MCVが84とかなりのビタミン不足でしたが、改善傾向にあります。
また、血小板数は9.8から24.6と大幅に改善しました。
フェリチンに関してはやや減少していますが、これは鉄が使われていることを表します。
ビタミンDの血中濃度は、前回の20.8から78.3まで大幅に改善していますね。
それから、亜鉛の数値135から102まで減っていますが、これは溶血性貧血が改善傾向である事を表しています。
ミネラルの数値は、基準値以内に収まっているから栄養が足りているとか足りてないとかを判断する指標では無い事に注意して下さい。
こんな感じで、たった4ヶ月で劇的に改善しています。
この調子で続けていれば、夏休み明けには体調も元に戻ると思いますね😊
やはり、若いと治りが早いです。
歳取っていく毎に細胞は老化して治りも悪くなりますので、栄養療法は時間との闘いですよ。
特に、未成年の学童は一分一秒でも早く治していかないと、学校に行けないことがプレッシャーになって引きこもりになる確率が上がります。
また、良くなったり悪くなったりを繰り返すほど体調に自信を失って何も出来なくなってしまう可能性が高いので、若い子ほど当てずっぽうでは無く医療を通してしっかりとアプローチするようにして下さい。
前に他の方からこんなご相談がありました。
その方は親が子供に当てずっぽうで栄養療法を行っていたのですが、一向に良くならないとのこと。
ATPセットや肉、プロテイン、鉄サプリなどを色々工夫して飲ませても、お腹を壊してしまったり調子が悪くなってしまったそう。
その子は段々と栄養療法や親の言うことにも不信感を持つようになって、挙げ句の果てにはサプリを飲むことも食事療法をやる事も嫌になってしまったのだとか。
こうなってしまってからでは、もはや何もかも手遅れです💧
間違った栄養療法を行ったが為に失敗し、栄養療法に不信感を持ってしまうと、その不信感は並大抵のことでは拭えません。
特に若い頃の一分一秒は大人に比べて遙かに貴重です。
この貴重な時間を無駄な失敗や遠回りに使ってしまうと、学業や人間的成長にも影響し、まともに社会生活が送れない大人になりかねません。
なので、若い子ほど最短距離で正しいアプローチを行っていく必要があります。
もしお子さんに独自の栄養療法を行っている場合は、大人が思っている以上にリスクが高いので注意して下さいね。
さて、ここからは余談ですが、昨日また頂き物を頂きました。
コーヒーと海苔とマンゴーです😊
なんか不思議な組み合わせですが、いつもブログを読んでる方ならなんでこの組み合わせなのか分かるはず・・・笑
マンゴーは宮崎県産ので、かなり大きいですね😳
こんなマンゴーは買ったことも食べたことも無い笑
海苔は、三種類のものが詰め合わせでした。
右のと真ん中のは、一瞬色違いで同じものに見えますけど、焼き海苔と味海苔の違いです。
これも有り難く頂きますね😊
ありがとう御座います🙇
ということで今日はこの辺で。
それでは👍