僕はいつも、

 

栄養療法は自分の体に合わせたアプローチが大切

 

と言っているのですが、それを裏付けるような面白い事例があるのでご紹介しますね。

 

 

この間、短鎖脂肪酸の検査を受けて頂いた親子さんがいらっしゃるんですけど、その娘さんの結果が、

 

 

が付くほど優秀だったんですね。

 

早速見て頂きたいんですが、こんな感じです。

 

 

 

左が短鎖脂肪酸の量、右側が短鎖脂肪酸の割合です。

細かい説明は省きますが、腸内細菌のバランスが良く、しかも量も90以上❗

 

判定ではB判定になってますが、正直このレベルなら両方ともA判定で良いかと思います。

多分、100にならないとA判定にならない設定になっているので、これは少し「アソビ」が少なすぎますね。

 

まぁ、それでもこの結果は初回の検査でトップクラスに優秀だと思います。

 

今回、短鎖脂肪酸の検査を受けた人数は最終的に50人以上集まりましたが、この結果なら恐らくトップ首席確定です。

 

栄養カウンセラーですら初回でこの結果を出すのはそうとう難しいレベル。

 

栄養カウンセラーもビックリ、顔が真っ青になるくらいの結果でした笑

 

 

んで、ここまで結果が良いと、

 

 

この子、いつも何食べてんだろう❓

 

 

って気になりませんか❓

 

この子と同じ物を食べれば、腸内環境が同じレベルまで良くなるはず❗

良くなる方法や食べ物があるなら、是非知りたいですよね。

 

 

それで、聞いてみたんですよ。

 

「娘さん、いつも何食べてるんですか❓」

 

って。

 

そしたら、

 

「ほとんど私と同じもの食べてます。他に何か特別な物は食べてないと思います」

 

とのこと。

 

なら、

 

「普段の料理で何か気を遣っていることありますか❓」

 

って聞いたら、

 

「砂糖の代わりにオリゴ糖を料理に使ったり、糖質制限しすぎないようにしてます」

 

とおっしゃってました。

 

 

なるほど、オリゴ糖ですか。そういえばかなり前に僕がそんなようなアドバイスをした気がします😅

 

オリゴ糖は腸内細菌の餌になるので、善玉菌を増やしてくれる作用があります。

そのおかげか、娘さんの腸内環境はパーフェクトの結果を出してくれました✨

 

 

よっしゃ❗そんなら早速マネして料理にオリゴ糖使ったろ❗

 

って思うかもしれませんが、ちょっと待った❗

 

実は結果が良かったのは娘さんだけで、お母様の方はかなり結果が悪かったのです❗

 

こちらが、お母様の短鎖脂肪酸の検査結果です。

 

 

バランスはまぁまぁ良い物の、短鎖脂肪酸の量が絶望的に低くなってしまっていますね💧

 

先ほども言ったように、親子で毎日同じ物を食べています。

まぁ、お母様が作った料理を娘さんが食べているので当然ですよね😅

 

毎日同じ物を食べているにもかかわらず、娘さんはトップクラスに腸内環境が整っていて、かたやお母様は絶望的に結果が悪い・・・

 

 

この原因、なぜだか分かりますか❓

 

 

 

結論を先に言ってしまうと、

 

オリゴ糖

 

が原因です。

 

まぁ、オリゴ糖が悪いと言うよりも、SIBOの可能性ありで腸内環境が悪いことが原因です。

 

なので、このような方は

 

オリゴ糖を摂ってはいけない

 

んですね。

 

いくら親子だとしても、同じ食べ物が合うとは限りません。

今回の例のように、

 

娘さんには合ってたけど、お母様には合わなかった

 

ということは日常茶飯事で起こりえます。

 

なので、栄養療法で気をつけることは、他人の意見や情報に惑わされず、自分の体に合った物を取り入れること。

 

決して、他人のマネをしてはいけません。

 

 

今回の結果で、今の料理は娘さんにはものすごく合っているけど、作ってるお母様には合わなかったと分かりました。

 

この場合は、めんどくさいんですが、

 

親子で食べ物を分ける

 

必要があります。

 

娘さんには今までの料理を作って、お母様は自分の体に合わせた食べ物を食べる。

 

めんどくさいですが、腸内環境が整うまではこのようなアプローチになるかと思います。

 

 

こんな感じで、栄養療法は一人一人に合ったアプローチで行う事が大切です。

 

理論的には正しいアプローチだと思えても、他の誰かがオススメしていた食材ややり方でも、あなたに合うとは限りません。

 

やはり、自分の体を客観的に分析して、自分に合ったアプローチをしていくことが重要です。

 

今回の結果は、この事を証明するいいデータになりました。

 

皆さんも、栄養療法や食事療法を行うときは小手先のテクニックに惑わされず、きちんと検査を受けて自分に合うアプローチを行うようにして下さい。

 

それでは👍

 

 

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