昨日は、不妊治療を行っている方のカウンセリングを行いました。

 

この方は、ここ最近受けた甲状腺の検査結果でT3ホルモンの低下が見られ、同時にSIBOの疑いもあるとのこと。

 

SIBOは小腸に細菌が異常に増殖してしまう状態の事で、食べた栄養がすべてこの腸内細菌の餌になってしまいます。

 

このSIBOと甲状腺機能低下は関係が深く、甲状腺機能低下症になるとSIBOになりやすく、SIBOになると甲状腺機能低下症になりやすいという関係があります。

 

この方も例外では無く、甲状腺機能低下症とSIBOを同時に抱えている感じでした。

 

 

あ、いきなり関係ない話しで申し訳ないんですが、今回ご相談頂いている方は個人的にこの人↓によく似てるなと思ってます笑

 

 

 

この画像はネットから勝手に引っ張ってきた物ですが、たしか磯山さんという方だったと思います。

 

今回カウンセリングを受けている方は全く別人なんですが、雰囲気というか笑い方というか、全体的に磯山さんによく似てるなーと感じますね😅

 

良い意味でべっぴんさんだと思います😊

 

 

 

さて、話を元に戻しますが、この方は甲状腺機能低下とSIBO以外にも、低血糖症も抱えているんですね。

 

 

これは今年三月頃に二回目の検査を受けた結果ですが、多少良くなっているものの、まだまだHBA1cや血糖値が低い状態であることが分かります。

 

んで、実は甲状腺機能低下と低血糖症は併発しやすいんですよ。

 

というのも、甲状腺機能低下症は、糖質や脂質タンパク質などの代謝が落ちてしまう状態だからです。

 

代謝が落ちているので、寒がりになったり便秘になったり、低血糖になったり低血圧になったりするんですね。

 

なので、この低血糖症を治すためには、甲状腺機能を正常に戻してあげなければなりません。

 

 

甲状腺機能を元に戻すには、人によって色々アプローチが違いますけど、この方はまず腸からアプローチする必要がありますね。

 

 

SIBOっぽい症状があることは最初にご説明しましたが、このSIBOの疑いは短鎖脂肪酸検査の結果である程度分かります。

 

このグラフは短鎖脂肪酸の量と割合を表していますが、グラフの上の方に「茶色い部分」が多いことが分かりますね。

 

この茶色い部分は、ISO-吉草酸という短鎖脂肪酸の量で、主に未消化物を餌にして増殖したりガスを発生させたりする菌です。

 

なので、この茶色い部分が多い方は、小腸でもかなりの未消化物が流れ込み、悪い菌が増殖していることが想像できます。

 

ということで、消化アプローチをしつつ、プレ・プロバイオティクスによる腸ケアを行って頂くのがオススメです。

 

 

特に、この状態の方は

 

プロテインを飲んではいけません。

 

プロテインよりも、アミノ酸からアプローチすることが望ましいです。

 

なぜなら、未消化物を餌にする菌は、まず未消化物を腸に流さないことが何よりも重要です。

 

プロテインなどが未消化のまま腸に流れると、これら菌の餌になってしまって自分の体には全くタンパク質が回りません。

 

これじゃあ、

 

高い金払って悪い菌に餌を与えるようなもの

 

です。

 

 

しかも、ただでさえ甲状腺機能が低下して代謝が落ちてしまっている状態です。

 

この状態で糖質制限、高タンパク、高脂質の食生活を行うと、低血糖状態が更に悪化してしまいます。

 

というのも、甲状腺機能低下症では代謝が落ちて脂質をエネルギーとして燃やすことが出来ないので、ただでさえ低血糖に陥りやすい状態です。

 

この様な状態では、タンパク質をカロリーとして燃やすしか体を維持していくことが出来ません。

 

その最後の砦であるタンパク質ですら、未消化によって細菌の餌になってしまっている状態だと、もはや血糖値を上げるためのエネルギー源すらない状態になってしまうのです。

 

なので、このような低血糖症の方は、腸内環境と甲状腺を含め、

 

全部を一気にアプローチすることが超重要

 

なんですね。

 

低血糖症だけを治療するとか、不妊症だけを治療するとか、甲状腺だけを治療するとか、SIBOだけを治療するとかは全く効果が期待出来ないです。

 

体は全て繋がっているので、どれかだけがメチャメチャ良くなるなんて事はあり得ません。

 

不妊症も甲状腺機能低下からも引き起こされるので、この方は甲状腺やSIBO、低血糖症など体全体をケアしていけば不妊治療にも繋がっていくかと思います。

 

 

 

こんな感じで、甲状腺機能低下症と低血糖症には深い関係があります。

 

ただ、こういうのって普通の病院じゃ教えてくれないんですよね😅

 

この方も「機能性低血糖症」と言われていたみたいですが、分子整合栄養医学的に見るとこの方は甲状腺機能低下を原因とする低血糖症です。

 

機能性低血糖症と聞くと、あたかもそんなような病気が存在するように思ってしまいますが、実はなんて事ない他の疾病が原因によるものが多いのです。

 

現代医療では、この機能性低血糖症の治療として

 

精神薬

 

が処方されますが、

 

マジで最悪

 

ですね😅

 

飲んだら最後、副作用や離脱症状など、色々な不調で悩まされ続ける事になってしまいます。

 

しかも、止めたくても止められない・・・最悪ですね💧

 

 

ということで、甲状腺機能低下症と低血糖症には深い関係があります。

もしあなたが「機能性低血糖症」と診断されていても、もしかしたらこのような原因が隠れているかも知れません。

 

目先の対処療法に惑わされず、是非根本から治療のアプローチをするようにしてみて下さいね。

 

オーソモレキュラー療法なら、疾病の根本からアプローチすることが出来ます。

血液検査を受けたことが無い方は、是非受けてみて下さい。

 

それでは👍

 

栄養カウンセリング無料相談はこちら