皆さん、リーキーガット症候群という病気を知っていますか?

 

実は、このリーキーガット症候群とうつ病には関係が深く、うつ病など精神疾患の原因は、ほとんどこのリーキーガット症候群から引き起こされていると考えています。

 

リーキーガット症候群とは?

 

引用:御幸町カイロプラクティック

 
リーキーガット症候群は、別名「腸漏れ症候群」とも言われ、本来吸収されるはずのない毒素や栄養素などが、腸壁から漏れて血管の中へ入り込んでしまう症状のことです。
 
これにより免疫機能が過剰に反応したり、アトピーやアレルギー、便秘や下痢、様々な不定愁訴などが引き起こされてしまうのです。
 
リーキーガット症候群によって引き起こされる症状
 
  • アトピー、蕁麻疹、ニキビなどの皮膚疾患
  • 甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患
  • 過敏性腸症候群、炎症性腸疾患などの消化管疾患
  • 慢性疲労症候群などの副腎機能不全
  • リウマチなどの膠原病
  • 風邪をひいたら治りにくいなどの感染性疾患
  • うつ、自閉症、ADHDなどの神経性疾患

 

胸やけ・息切れ・疲労感・腹痛・お腹の張り・消化不良・不眠、記憶力低下・集中力低下・気持ちの波・下痢・便秘・口臭・神経過敏・食欲低下・じんましん、喘息・肌のトラブルなど様々な不定愁訴

などなど・・・
 
腸の状態が様々な病気の原因となり、さらにはうつや自閉症、ADHDなどの精神疾患の原因にもなるんですよね。
 
 
実は、リーキーガット症候群になっていると、貧血や血糖コントロール障害、副腎疲労、食物アレルギーなども併発しやすいと言われています。
 
ただの貧血だと思っていたり、副腎疲労だと思っていたりしたのが、実はリーキーガット症候群が原因だった、なんて事はよくあります。
 
サプリメントを飲んでいても貧血が改善されなかったり、糖質コントロールをしても血糖値スパイクがなかなか良くならないという方は、このリーキーガット症候群によって糖質や鉄分が漏れ出てしまっているからかもしれません。
 
ですので、むやみやたらにサプリメントを飲む前に、まずこのリーキーガット症候群を何とかする必要があります。
 
以下のチェックに心当たりがある方は、リーキーガット症候群の可能性が高い人です。
 

リーキーガット症候群チェック

 

□便秘になることがある
□下痢をすることがある
□便やおならの臭いが臭い
□膨満感がある
□よくおならがでる
□胃もたれや胃が重い感じがする
□排便するのに時間がかかる
□痔がある
□便の形状が悪い
□逆流性食道炎と診断されたことがある
□胃酸抑制剤を服用している
□お酒をよく飲む
□糖質への欲求が強い

 

上記に一つでも当てはまっていれば胃腸の状態が悪くリーキーガット症候群のリスクが高いと判断していいでしょう。

 

また、ここからは僕の独自の感覚ですが、リーキーガット症候群の人は次のような特徴を感じます。

 

  • 食べているのに痩せている
  • 肌の色全体的にがくすんでいる、白っぽい
  • サプリメントを飲んでいてもなかなか効かない
  • 食物アレルギー、タンパク質アレルギーがある
  • 花粉の時期でも無いのに鼻炎や咳が止まらない
  • 自律神経が乱れている
  • 60項目の血液検査を受けても原因が分からない
  • フェリチンだけが異常に高いなど炎症反応がある
  • 酸化ストレスなどストレス反応値が高い
  • 便秘や下痢など腸内環境の悪さを感じている
  • 腸カンジタの疑いが高い
 
リーキーガット症候群の方は、上記の症状が複数出ている場合が多いように感じますね。
 
もしこれらに心当たりがあるならリーキーガット症候群の疑いが高いです。
リーキーガット症候群の検査を受けるなどして、適切に対処しましょう。
 
リーキーガット症候群の検査も、オーソモレキュラー療法の血液検査を受けることで受けることが出来ます。
 
 
もし、リーキーガット症候群だった場合は、個人の状態に合わせた個別のアプローチが必要になります。
 
一般的なものとしては、糖質コントロール、グルテンフリー、カゼインフリー、高食物繊維、高タンパク高脂質などなど。
 
個人の状態に合わせてタンパク質アレルギーや食物アレルギーの考慮、胃酸や消化酵素の分泌量の考慮も必要になります。
 
また、市販のプロテインではカゼインが混ざっているものが多いので、医療用のホエイプロテインまたは、ペプタイドまで分解したソイプロテインなどを選ぶのが望ましいです。
 
食欲が無くて食事が取れない方は、アイハーブのビタミンBよりも、核酸が配合されている医療用のビタミンBのほうがいいでしょう。
 
また、消化吸収能力が弱っているので、消化酵素を足すことも重要です。
 
後は炎症対策や腸活など、あげたらキリがありませんが、リーキーガット症候群の場合は総合的にアプローチしていくことが重要になります。
 
消化酵素やプロテイン、ビタミンBなどのサプリをケチケチ飲むよりかは、期間を決めて一気に行わないと、なかなか結果が出ません。
 
アイハーブのサプリは、単純な質的栄養失調には効果が出ると思いますが、リーキーガット症候群などの疾病に対しては何も考慮していないので効果は期待できません。
 
むしろ、間違ったサプリを飲み続ける事で余計に体調が悪化する可能性もあります。
 
アイハーブのサプリは安い分、人工物や添加物が多いので、これらが排泄されないまま腸壁から漏れて血管に吸収されてしまうのです。
 
ということで、上記に当てはまる方は、一度オーソモレキュラー療法の血液検査を受けて、短期集中で治療を行うのが良いですよ。
 
サプリを飲んでいても効果を感じない方は、リーキーガット症候群を疑ってみて下さいね。
 
それでは👍