またやってくれました。 H君。
もう現場に作ってしまった構造物。 構造計算書のデータがありません。
構造計算をきちんとしないで図面を作ってしまったようです。
引継ぎをするデータを確認していて発覚しました。
慌ててメーカーに問い合わせてみると、当時メーカーの方で作成した計算書がありました。
急いでデータを送ってもらいました。目を通すと、現地の条件に合致していません。
新たに計算して、現地に設置した構造物に問題が無いか確認しなければなりません。
彼に残された時間は、1週間です。
そこで出た彼の答えは、「計算の仕方が判りません」でした。
私は愕然としました。「おまえ・・判らなくて図面を書いたのか・・・」
頭を抱えてしまいました。あまりに責任感が無さ過ぎる。
メーカーで作成してあった計算書は、厳しい条件で計算してあったので、
おそらく構造上の問題は無いだろうと思いますが、検証はしておかないと何かあってからでは大変です。
現在の条件で検証するようにH君に指示しました。
するとH君は、「私は判らないんで・・・」
ちょっと切れてしまいました。
「8年もこの仕事をやっていて、判らないで済むと思ってるのか!」
「ただ判らないと言っていれば、誰かが代わりにやってくれると思っているのか!」
「誠意を見せろ!!」
怒鳴ってしまいました。
もう残り時間も少ないですからね。やる気も無いんでしょう。
でも、自分がやってしまったミスぐらいは、収拾をつけてから辞めていって欲しいです。
そうした方が、今後の彼の人生にとってもプラスになると思うんですけどね。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。



