明日19日は今年最後の酉の市、二の酉です。
自宅近くの神社も、前夜祭の準備がそろそろ始っている。
不景気とはいえ、相当の人出となることでしょう。

昨年の今頃‥酉の市は‥
本当に‥限界だった。

母の介護だけならいざ知らず‥店の営業はつらかった。
その時の手帳には‥
「もう駄目だ!」と記してあった。
母は認知症という病気。
頭の中では理解していても‥。
だけど‥なんであんなに疲れるのだろう?

お客さんが‥新しい熊手を片手に何か一生懸命しゃべっている‥
だけど、完全に脳みそがフリーズ状態なので‥会話の内容はおろか‥言葉も頭の中に入ってこない‥
ちょうどテレビの画像だけ目では見えてても、消音(声が聞こえない)。
これでは、駄目だ‥と。
気を取り直して‥表情を作ることだけに専念状態。そうやってなんとか乗り切っていく‥。
加えて‥こんな生活長く続くわけないと‥先の見えない不安。
当然そんな余裕のない精神状態なので‥心は顔に表れるのだろう。
やっと‥寝れると思って布団に入ろうとすると‥
母の「家に帰る!」の徘徊コース。
(徘徊に)付き合わなければ‥
今日も寝れない。

そんな生活でも、週2回の1泊宿泊のデイサービスで母をお風呂に入れていただき‥しばしの休息と気分転換させていただいた。
今思っても‥本当に「感謝!」の二文字です。
いつも変わらず、お世話してくださった介護士さんありがとう!

そんな時、NHK「介護百人一首」のビデオで
「母の目のなかの私に聞いてみる 今日もいい顔してますかと」‥という句に‥涙が出た。
どうして自分はできないのだろう?