おじさんの魅力について語りたい。急にそう思い立ち、ずっと放置していたブログにその思いの丈を綴ろうと思う。

かくいう私もアラフォー、立派なおばさんである。免許皆伝とまではいかなくとも師範代クラスだと勝手に自負している。

おじさんの定義は難しいが、一般的には既婚未婚問わず中高年の男性を指すのだろう。

彼らは社会的にも家庭内でも常に重い責任に晒され、男性更年期も重なり非常にストレスフルな印象を受ける。

家に帰れば嫁にあしらわれ、反抗期の娘息子と、どんどん変わっていく社会の流れに乗れなければ、旧態様、昭和の価値観と叩かれる。

というのが所謂世間のおじさんのテンプレイメージではないだろうか。


だが、オケタニ教授の写真集『夜景おじさん』を見てほしい。

そこには無邪気でお茶目なおじさん達が夜景をバックに遊具で戯れている。その可愛らしさについつい、こいつぅ愛いやつめ❤️という感想が漏れ出てしまう。

問答無用でかわいいのである。

この話をLINEで彼にしたら(よくかわいい女の子の話をしたりする)YouTubeのショートでイケてないおじさんが大変身をしてイケオジになる動画を送ってきた。

いや、違うねんと。

そういうんじゃないねん、と。なんならこの人おじさんと括るには微妙に若いねん、と。


イケオジはもちろん大好物である。元々が枯れ専なので田中泯なんか見たら涎を垂らしてしまう。

いつまでも、男。色気があってダンディーで渋い。いくつになってもかっこいい、それがイケオジだと思っている。

対しておじさん達は男を主張し過ぎていない。最低限の清潔感と節度を持ち、社会的にどう見られるか責任を果たすことで一生懸命の普通の中高年の男性だ。

色欲や自己顕示欲を全面に出すこともなく、毎日の生活に喜びや悲しみを見いだしながら丁寧に一年ずつ歳を重ねている。それが一部に生息する善良なおじさん、愛すべきおじさんなのである。


プロのおじさんとはこういう人をいうのよ、と私は和気町のおじキュン動画を代わりに送った。

そこで初めて私の言わんとすることが分かったようだった。

オッサンでもおっちゃんでもイケオジでもない、おじさんという愛すべき人種。


妻を愛し、子供を育て、独身であれば趣味に生き、知識を増やし、仕事に邁進してきたような、そんな人生が表情や相貌からそこはかとなく漂ってくる。


話中の彼は中性的で男性からも好かれるタイプだが、中味は意外にもいわゆるノーマルだ。

なのでオッサンもおっちゃんもイケオジもおじさんも男性側からすると区分けが難しいのかもしれない。ヒヨコの雄雌くらいに。


もし時間があれば是非一度夜景おじさんを見てみてほしい。なんか可愛いから。

#の使い方よく分かんないけど、とりあえず#夜景おじさんとしておく。

夜景おばさんも出ないかな~