外科医エリーゼはひたむきで懸命な医療アニメなので書きました。

 

・あらすじ

1度目の人生で悪行を行いエリーゼ・ド・クロレンスは処刑される。

2度目の人生は前世の記憶を持ちながら生きる高本葵。孤独の中勉強をして医者になった。

ドイツへ向かう飛行機で事故に合い高本葵は命を落とす。目覚めると1度目のエリーゼ・ド・クロレンスに転生した。エリーゼは家族と再会して喜ぶ。その後医者になりたいエリーゼは病院で身分を隠す為、ローゼと偽名を使いテレサ病院で働き始める。

 

・三話聖女

ローゼが初出勤の日グレアム先生はイライラしていた。「こんな小娘を俺に任すとは病院が舞踏会だとも思っているのか」「約束の10時までに1分でも遅れてみろ、すぐ追い出してやる。」懐中時計を閉じながらグレアム先生はエリーゼを待つ。

ドアをノックして部屋に入るエリーゼは「お初にお目にかかります。ローゼと申します。」身なりからして典型的な貴族のお嬢ちゃんだなとグレアム先生は思った。

ローゼは重い疾患や手の施しようがない患者の病棟を担当する。

ローゼは病室の掃除を始めると見違えるほどきれいになった。

病室で苦しんでる患者がいた。ローゼが診察すると、患者は床ずれがあり酷い状態だった。看護助手にローゼは真剣な顔で話し始める。「処置室にお連れしてください。」「今の状態でほうっておくと感染症を引き起こし敗血症になる恐れがあります。」「薬剤部から消毒液・麻酔薬・メスも持って来てください。」驚きながら看護助手は言った。「手術をなさるんですか。」ローゼは言う。「はい死んだ組織を除去します。酷く出血する可能性もありますのでガーゼもお願いします。」苦しんでる患者にローゼは伝える。「あなたを救けたいんです。」ローゼたちは処置室に移動した。ローゼは患者に「麻酔が効いてるので痛くないですからね」「大丈夫です手術はすぐ終わりますから」と優しく声を掛ける。

ローゼは消毒を始める。「メスをください」ローゼは言った。メスを握りながら考える。

エリーゼの体に戻ってメスを握るのは始めてだ。私には高本葵としての経験が十分にある。だから大丈夫。

ローゼは自分に言い聞かせて手術を始めた。「ドレッシングの準備をしてください(ドレッシングとは創傷を被覆する医療材料のこと)」「傷口を覆っていきます。」ローゼは言った。「はい」と看護助手が答えた。手術は終わり。患者は病室へ戻った。手術を受けた患者は泣きながらローゼに話した。「俺は嬉しかったよ。不安な顔をするとローゼ先生は大丈夫って何度も声を掛けてくれてさ、人に優しくされたのは久しぶりだったからな。」ローゼは照れながら「私は医者として当然のことをしました。」と言った。

 

エリーゼのひたむきに人の命を救いたい思いに感動する。

医師としての覚悟・使命・責任感をエリーゼから感じる。

医療の説明も解りやすくて、とても良いアニメです。

どんな時でも医師になることを諦めないエリーゼが良い。

子弟関係の絆が強いエリーゼ・グレアム先生が素晴らしい。

 

エリーゼは1度目の人生の過ちを償う為医師の仕事してたが、医師として人を救いたい気持ちが生まれ「人生をかけて医者をやり遂げたいんです。」と言ったエリーゼのセリフが心に響きます。