イキガミ(2008)国家繁栄のために1000人に1人の若者が政府により強制的に殺される、“国家繁栄維持法”が施行されている架空の世界を舞台にした作品です24時間後の死亡を通告する政府発行の証明書、通称“逝紙(イキガミ)”を受け取った3人の若者と、それを取り巻く人々が繰り広げる最期の24時間を描くドラマいきなり映画の冒頭では、この政策が間違っていることが証明される「逝き紙(イキガミ)」が到着したある男は、まっさきに学生時代のいじめっ子のところへ向かうナイフを握ったその手には根性焼きの数々・・・なんでまたよりによってこんなツイてない奴にイキガミが届いてしまうのかと思うもうすでに彼は今までの人生で一回死んでいるようなものだし、生のありがたみも人生の何たるかも、身をもって体験しているクチだと思う むしろイキガミが届かなくてはいけないのは、いじめっ子のほうなのに、この映画では母子家庭の一人息子にイキガミが届いたり、目の見えない妹のためにがんばる青年に届いたりで、苦境に立たされている国民にトドメの一発を食らわす役割しか果たしていない “国家繁栄維持法”とは、“死”の恐怖を実感した国民がより充実した“生”を全うすることで国家繁栄に繋げることを目的とした法律だが、よくもこんなムチャクチャな法案を盛り込んだマニフェストが、衆院選で受け入れられたもんだと思ってしまいますでも、皆さんも観てもらえばわかりますが、死を宣告された人は、死を宣告される前よりも意味のある時間を生きているように見えましたでも映画のように生きる人ばかりではありません自暴自棄に走る人もいるはずです皆さんもこの映画を観て、生とは何かを感じてみてくださいお暇なら見てよね (動画)