子供は人間の本質を露骨に表現している存在だと思う
その代表的な例が「いじめ」であろう
大人同士なら、ある程度常識を持っていて、
まさか会社で靴にガビョウを入れたり、ふで箱に虫を入れたりはしないだろうが、
子供社会ではこういったことが起こりうる
殴る蹴るなんて当たり前
私も昔は蹴っていた
そう考えると学校というところは弱肉強食の世界かもしれない
この作品では、学校でハブられないために
必死でみんなに合わせようとする女子生徒の姿がある
仲間はずれにされないように必死でみんなの輪に入ろうとする
かたや自宅では、親のためにいい子供でいようとする
一体どれが本当の自分なのか?
そんな子供たちの苦悩が描かれている作品です
社会に出たらこれほどの派閥闘争はない
私の通っていた高校はヤンキー学校だったので、
体育祭のチームが族でわかれたりしていた
はっきり言って暴走族に興味はなかったが、それでも入らないとまずい状況だった
敵対している族の連中と仲良く話をすると、
なんともいえない不思議な空気が漂う
一見仲良く楽しく騒いでいるクラス風景
でももし人間関係を識別できる「不思議なメガネ」があったなら、
間違いなくその連中を示す色は一色ではない
学校のクラスとは単純なようで、複雑な構成になっている
正直、芸術の域に達しているくらい奥が深いと思う
次回「あしたの私のつくり方(2007)連載最終回 ~思春期小僧~ 」