マザー・テレサには、財力もなければ法律の知識もありません。
もしかしたら一般常識もなかったかもしれません。


飛行機のチケットが高くて買えないので「代わりに皿洗いをします」と言ってみたり、
土地を購入したいと不動産に行きますが土地の値段を全く理解していなかったり・・・

(不動産屋)「あなたはこの土地の値段をご存知ですか?」
(テレサ)「それはあなたの専門です。」
(不動産屋)「残念ですがとても購入できる金額ではありませんよ」

「役に立てませんが台所の手伝いくらいならしますよ」と言う不動産屋に対してテレサはこう答えました。
「あなたを必要としているのは私ではなく貧しい人々です」
(映画「マザー・テレサ(2003)」参照)


彼女には周りの人たちを動かす力があったようです。
死にかけている子供達のために、
医療品をローマからインドへ運ぼうとした際、空港関係者がチケットを自腹で手配したり、
国内線のパイロットが勝手に国際線に飛行機を移動させて協力すると申し出たこともありました。
こういった逸話は他にもたくさんあるそうです。

もしかしたらマザー・テレサが人を動かしているのではないのかもしれません。
テレサは誰の心にも存在している「良心を動かすきっかけ」にすぎなかったのでは??
「正しいと思うことをする」
たったそれだけの良心を。

次回「グランド・ゼロ連載⑮ ~神の持つ鉛筆~ 」