クリスマスの夜、

成長するにつれてサンタクロースの存在を疑うようになった少年がおりました。

サンタの存在を確かめるべく

「今年は絶対に寝ない」と心に決めて寝たフリを続けます。

「もう寝てしまったのか。『子供』も卒業だな」

と言う父母の話を聞いてしまった少年は、ひどく心を痛めます。


「やっぱり、サンタクロースはいないのかも・・・」



12月24日。時計の針が23時55分を指したとき、

突然ものすごい地響きがして家の外が明るくなりました。

窓から外を見ると、なんと大きな機関車が家の前に止まっています。


車掌さんが降りてきて「早く乗りなさい。乗車リストに君の名前が書いてあるよ」

と語りかけてきます。

この機関車は、これからサンタクロースのいる北極を目指すというのです。

「本当にサンタのところへ行くの?」戸惑いを隠せない少年。




「乗車するかしないかはお好きにどうぞ」と言い放つ車掌さん。




少年の不安をよそに機関車は動き始めました。

機関車に乗ってもサンタはいないかもしれない。

でもサンタはいてほしいという気持ちが、

次々と子供達に乗車を決意させていくのでした。




半信半疑でサンタクロースを待っている少年達のもとに、

白い蒸気をまとって現れた謎の機関車。

その名は「ポーラー・エクスプレス」





少年達を乗せた機関車は、町を離れ、暗い森を抜け、山を越えて、

北極を目指してひた走ります。




その先に待ち受けるのは見たこともない光景と夢のような体験でした・・・




「ポーラー・エクスプレス」は2004年に公開された映画です。

油絵を表現した映像がとにかくきれいです。

CGで描かれた物語はアニメにはない雰囲気を出していて、

夢を見ているような気分にさせてくれます。


「ポーラー」とは「北極」という意味。

そもそもこの映画は世界各国でベストセラーになった

「北極号」という絵本を映画化したものです。




1985年に出版して以来、20年にわたってロングセラーを誇った

不朽の名作です。

作者のオールズバーグさんは、

他にも「ジュマンジ」という映画の原作も書いています。


主演のトム・ハンクスは、この絵本を子供に読んで聞かせていたこともあり、

物語に魅了されて映画化を決意しました。

話によるとトム・ハンクス自身が、オールズバーグさんから映画化権を買い取って監督に

「映画にして!」と頼んだらしいです。


声優として一人4役をこなしていますが、

実は160個のセンサーを体中に取り付けてCGの動きも

トム・ハンクスが表現したんだそうです。




北極に着くと、

子供達の中から一人だけが最初のプレゼントをサンタからもらえます。

少年はサンタから「サンタの鈴」をもらいますが、

いくら振っても鈴の音が鳴りません。

でも疑い深かった少年が次第に信じる心を持ち始めたとき、

鈴の音が鳴ります。



見ている人も列車に乗り込んだ気分で冒険できるクリスマス・ムービーです。

あなたには鈴の音が聞こえるでしょうか?

お暇なら見てよね。(*^o^*)