ナッパの口からエネルギー波(カパッ)

ナッパ「ラディッツめ・・・死におった」

ベジータ「情けないヤツだ、まったく。たかが戦闘力1000ちょっとのヤツらに殺されるなんてな」

ナ「どうする?この星を後回しにしていくか?」


ナッパの口からエネルギー波(カパッ)

べ「おもしろいことを言っていたな、管総理が主要8カ国(G8)首脳会議に先立ち、経済協力開発機構(OECD)設立50周年式典での演説で、今後の日本のエネルギー政策目標を打ち出したとか」

ナッパの口からエネルギー波(カパッ)

ナ「なんでも発電量全体に占める太陽光や風力発電など自然エネルギー(再生可能エネルギー)の割合を、2020年代の早い時期までに20%にするらしいな」

べ「それだけじゃあない。同時に、日本国内の設置可能な1000万戸について、太陽光パネルの設置を目指すそうだ。各新聞社は政策の具体性の欠如と国民負担の不透明性について批判しているようだがな。」


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ナ「い…1000万戸!!?そりゃあマチガイだぜ!!故障だ!!」

べ「いや、マチガイなんかじゃあない。各新聞社の社説は足並みをそろえたかのようにこの話題をピックアップしている。最も原発事故が起きてから、事実上初の国際舞台における総理のプレスリリースだからな。注目されるにやぶさかではないだろう。大雑把に見て、それぞれの新聞社の記事自体にも大差が無い。

前述したが、まず第一に政策に具体性が無いことへの批判だ。当初予定していたエネルギー目標達成計画を約10年ほど前倒ししたという大風呂敷を広げたのはいいが、現実問題としてそれを堂実行していくのか。このことに対する説明は無い。尺の定まった演説の場における表明と考えれば、いちいち具体案を述べている時間も無かったのだろうと俺は思うがな。この批判はナンセンスだと断じるより他は無い。

第二に、これも既に述べたが、国民負担の不透明性についてだ。原発の安全性を高めるにしても、他の代替エネルギーを整備するにしても、そこに莫大なコストが発生することに変わりは無い。国が主導してそれらの事業を実行する以上、そこには必然的に税金に裏付けられた国家予算が使用されることになる。そうなった場合、その原資はいかにして捻出するつもりなのか。増税か?はたまた福祉事業予算を削って捻出するのか?その説明が無いことへの批判がなされている。国際的なアナウンスの場であえてこの問題を具体的に論ずる必要があるのか、はなはだ疑問ではあるがな。別の場で詳しく説明する義務はあるだろうが、これも批判のための批判である観が否めない。要するに首相演説に対する各メディアの反応としては、【総論賛成、各論反対】、といった印象が適切か。」


ナッパの口からエネルギー波(カパッ)


ナ「でもようベジータ。各新聞社が社説で同じ議論を取り上げている今回だからこそ明確になる事実だが、産経と読売は原発推進派、朝日と毎日は反原発派のようだぜ。日経は相変わらずどっちつかずだがな。

どの論調も原発の安全性を確保することについては同意見のようだが、読売などは日本が少資源国であることと環境問題への対応として原発を安全に利用し続けることを主張している。一方朝日は福島事故により原発の新設が事実上困難になったことを前提に、太陽光や風力発電の促進を論じているぜ。自然エネルギーはインフラ整備におけるコストと、供給安定性の低さが問題であることを知っておきながらな。それを現実的に利用可能なものにする方策を国に求めているのだろうが、無責任なのはいったいどっちなのかわからなくなるぜ。好き勝手御託を並べやがって!

べ「そう慌てるな。それよりナッパ、今回管総理が新聞にこれほどたたかれるであろう事を覚悟してまで、抽象的な大風呂敷を広げたのには理由がある。25日の新聞を見てみろ。面白いことが書いてあるぜ。」

ナ「お遊びが好きだな、ベジータも。・・・なに!!?ソフトバンク孫正義社長が、自然エネルギー政策協議会を発足だと!?さらに太陽光エネルギーの売り上げ数%を投資し、すでに埼玉や静岡など19自治体が参加を表明しているのか!こ・・・このタイミングは・・・」

べ「政府は明らかにこの件のマスコミ発表をG8前に無理やりねじ込んだとしか思えん。この報道が無ければ首相の演説の信憑性はさらに薄れ、まさしく絵に描いた餅だと、日本はおろか全世界から嘲笑されただろうな。その点において孫正義の行動は言うまでもなく政治的な行動に他なるまい。政府のてこ入れで孫が動いたのか。または孫の入れ知恵で政府が光明を得たか。

ナッパの口からエネルギー波(カパッ)

孫・・・?さっきからいったい・・・まてよ・・・」

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ナ「ソフトバンクをはじめとして、多くの産業でこのエネルギー開発事業を僥倖と見るだろうな。首相が国際的に明言したことで政府も国を挙げてエネルギー事業に取り組まざるを得ない。これに参入可能な民間企業にとっては、政府のバックアップというとてつもない後ろ盾を得られる可能性があるわけだ。ただでさえ薄型テレビやパソコン市場が飽和状態になり、さらに震災で業績が悪化していた家電メーカーなどにとっては禍を転じて福となすようなものだろうな。やはりいついかなるときでもこの世は経済原則によって成り立っていると理解するしかないようだぜ。しかし、なるほど、こんな事業を俺たちがどんどん立ち上げれば・・・再びサイヤ人の天下も夢じゃないぜ。

太陽光発電か・・・。自家発電した電力を電力会社に買ってもらえば、年間数万円はキャッシュバックがあるようだな。ようし・・・俺も太陽光パネルを実家の屋根に取り付けて一儲けしてやるぜ!!

 

ナッパの口からエネルギー波(カパッ)べ「ナッパ まてい!!!!」





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ナッパの口からエネルギー波(カパッ)







ナ「!!!!!!」






ナ「なんだよベジータ・・・!なんでやらせない・・・」


ナッパの口からエネルギー波(カパッ)



べ「そうあわてるな。太陽光パネルは未だ高価な割には発電能力に一抹の不安がある。多くのメーカーが参入して技術革新と供給高の状態が生まれてから購入を検討しても遅くはない。」






ナッパの口からエネルギー波(カパッ)

ナ「なんだと!?冗談だろベジータ!そんなかったるいことしてねぇでさっさと太陽光パネルを買ってしまおうや!」




べ「ただし梅雨明けまでだ。それ以上は待ってやらん」

ナ「梅雨明けだと!?梅雨明けまでなにしてろっていうんだ!これまでズーッと自家発電で浮いた金で何を買おうか考えてたから、オレは体がウズウズしてるんだぜ!?待ってたって何の意味もねぇじゃねぇかよ!」


ナッパの口からエネルギー波(カパッ)

ナ「バカバカしい!オレは いま 買うぞ!!」








ナッパの口からエネルギー波(カパッ)






べ「ナッパ!!オレの言うことがきけんのかーーーーーっ!!!」



ナッパの口からエネルギー波(カパッ)

ナ「!!!!・・・・・・・す・・・すまねぇ・・・つい調子に乗っちまって・・・」

べ「そういうことだ。孫正義よ、命拾いしたな。感謝しろ」