・新型うつ病の対応について
こんにちは、金本です。
本日もご訪問くださり、誠にありがとうございます。
さて、これまで うつ病の方に対する同僚や上司の対応
についてお伝えしてきましたが、今回は、近年急増している
新型うつ病の対応について、言及していきます。
というのも、新型うつは、従来のうつ病とは違うため、
うつ病と同じ対応をしていると、逆効果になることがある
からです。
うつ病、新型うつ、それぞれの病態を知り、対応していく
ことが大切になってきます。
■新型うつは、冷静に対応する。
私たちは意見を否定されたり、非難されたり、自尊心を
傷つけられると落ち込んだり、人によっては逆上する方も
いらっしゃるでしょう。
特に、新型うつの人の特徴として、逆上する人が多いため、
同僚や上司は、「なんでこれができないの！」とか、
「やらないとダメでしょ！」
といった、威圧的・管理的な言葉を使うと、逆上されて
しまってトラブルになる可能性もあるので、そのような
言葉を使わないように注意すること。
新型うつ病の対応では、それがまず大切です。
また、相手から攻撃的な口調で言われたとしても、
「病気によって言っているんだ」と受け止め、
冷静に対応していくことも必要です。
確かに、ムカッとくるかもしれませんが、一時的な
感情に翻弄され こちらも注意したり、怒ったりすると、
収集がつかないばかりか、双方ともにストレスがたまります。
感情に翻弄されないよう、熱くならないように、
「病気によって言っているんだ」と受け止め、冷静に
対応し、ストレスがたまる場合には、
歌が好きならば、カラオケにいって歌ったりして
ストレスを発散するなど、ご自身のストレスコントロール
を行うようにしてみて下さい。
■そして、新型うつ病の対応として、
新型うつの人が抑うつ状態になるのは、どんな環境か？
を探り、環境に問題があると判断したら、配置転換をしてみたり、
仕事の内容を変えてみたり、といった配慮も考えます。
ご本人が好きな、あるいは、得意な仕事の内容であれば、
仕事中は気分が落ち込んで、やる気がでない…
ということもなく、楽しんでどんどんやってしまいますし、
それによってストレスも発散できます。
ただし、楽しんでどんどんやってしまうため、
周りが見えなくなり、仕事などを抱え込みすぎて、
結果的にパンクする危険性が高いため、同僚や上司が観察して
コントロールしてあげることが必要です。
次回は、新型うつ病の対応を、より詳しくお伝えいたします。
>>３０分後には、うつ症状が軽減する方法を動画で解説
>>前回の記事「うつ病への上司の対応について：其の２」
金本 博明