アメリカの図書館には新書はもちろんない。

そして話題や、人気になった本が少ない。

それでも図書館に行った時には
僅かな日本書コーナーに行く。

旅行本
外国語教育本
児童書
そして小説

今回はコレ
【親指の恋人】

※以下ネタバレあり




石田衣良さんは初めてかな?
【池袋ウェストゲートパーク】
もちゃんと見た事はないし

あ、先日U nextで【娼年】を見たけどなんとも言えない後味でしたな。



さて、今回の【親指の恋人】も
ズーンと重くなる内容でした。

1ページ目にオチを持ってくる。

結局2人は死んでしまうのですが
何故こうなったかの経緯を辿っていかないといけない

それはそれで読んでいて辛くなりますねー。
一度はパラ読みして
【あー、やめよっかなぁ】と思いましたが

何せアメリカ生活
プータローになったtarauは暇なのと日本語の活字に飢えているので読みました。

そんな暇なら【炊事、家事完璧にこなせー】と突っ込まれそうですが

違うんです( ̄+ー ̄)

①時間がある

事務的な事を完璧にこなす

tarauには有意義ではない

②時間がある

本を読む

何かを感じる事が出来る=有意義だった

になるのです(笑)

ま、それは置いといて…

石田さんの文章はメールを読むかのように読みやすい。
難しい言葉は余りない。


この主人公達
出会い系で無ければ出会わないような2人。

父親が外資系銀行員役員でボーナスは7億円、
お金には困らない六本木ヒルズの高層階に住む大学生のスミオ。
小学校から帰ると玄関ホールで首吊り自殺をした母親を発見。

その現場の酷い光景や匂いで心が死んでしまったスミオ。

一方、月10万ソコソコしか稼げないパン工場で働くジュリア。掛け持ちで【出会い系】のサクラのバイトをして生活するためのお金を稼ぐのがやっと。

お互い惹かれあって実際会うことに。

そこからが不幸の始まりだった。

これもなかなか共感できなかったー。

ここまで不幸が続くと読み手も気持ちが重くなる。

tarauの夢はその日の最後に見たテレビや、映画、本などから影響を受けやすいので夕方に読み終えて良かった(*´ー`*)



以前、スティーヴンキングの【ミザリー】を寝る前に読んでいたら
読み終わるまで毎晩【悪夢】を見たという…。

何故悪夢を見るのか、気付いたのは読み終える直前という…。
自分の心に鈍感なtarauなのでした。

さてさて
この日の夜は年甲斐もなく
【ドラえもん。のび太の日本誕生】を見てほんわかパッパな気持ちになり床に着いた。

正解。
爆睡。

重い本を読んだ日は
ドラえもんを見てから寝る

オススメです╰(*´︶`*)╯♡