5-1 実際にある世界への陰謀 | 梁山泊

梁山泊

世は乱れ、民は苦しみ、日本も世界も荒れている。こんな時代に必要なこと、それは英雄豪傑が立ち上がること、そして絆を結び、友情を築き、個性と長所を発揮して、一致団結して弱点と短所を補い合って戦うこと。英雄豪傑を出でよ。

 さて、いよいよ私の小冊子も五冊目です。
 と言っても、なかなか製本やら、出品が追い付いていないのですが・・・。
 まぁとにかく、ブログにアップしていきたいと思います。



 私が述べている話は、現代の多くの人々にとって信じがたい話ばかりであります。


 そのために、もしかしたら「これは本当なのだろうか?」と、そのように疑問を感じる人もいるかもしれません。


 実は最初は書いている私自身が、陰謀を語っている人々に対して、「何をバカなことを言っているのだろう?」と、そのように疑いを持っていました。今となっては本当に申し訳ないことですが、実は私自身が最初は陰謀を笑っていたのです。


 しかし少しずつ疑問を持ち、徐々に学んでいくと、いつしか私は確信(・・)に変わっていきました。


 そこで五冊目の小冊子を書き進めるにあたり、陰謀学(・)が真実のものであるその証拠を、あらためて少しご紹介いたしましょう。


 近年、二つの電話が盗聴され、そしてネットで公開され、世界に衝撃が走ったことがあります。日本のマスコミは取り上げませんが、たしかにそれは世界の衝撃だったのです。


 一つ目の盗聴は、ウクライナの「美し過ぎる政治家」と称されたユーリヤ・テシモシェンコの電話です。


 クリミアを差し出すくらいなら、ウンコ食うわ。

 プーチンの顔は、機関銃でミンチにしてやれ。

 ロシア人は知的障害者だから、簡単に殺せるよ。

 ゲス野郎どもは血祭りだ。

 (ウクライナに住む)800万のロシア人は汚ねえからな、水爆でまとめて掃除してやろう。



 実は彼女のこの会話こそが、ロシアのプーチン大統領に「ロシア政府にはロシア人とロシア語を母国語とする者を、どこの住民であろうと守る義務がある」と語らせました。そして当時はまだウクライナの一部であったクリミアのロシア編入を、プーチンに決断させたのです。


 そしてもう一つの電話盗聴は、アメリカ・オバマ政権で国務長官補を務めるヴィクトリア・ヌーランドと駐ウクライナ・アメリカ大使のジェフ・パイアットの会話です。


 会話の中では、アメリカの国務長官と駐ウクライナ・アメリカ大使が、ウクライナの政治を、どのように動かしていくか話しております。


 ウクライナという国は実に厄介で、東側はロシア寄り、西側はEU寄りなのです。


 そしてヌーランド国務長官補はその会話の中で、「あの政治家はウクライナの政権に入る必要はない」とか、「彼にはウクライナ政権の蚊帳の外にいて、政治活動でもさせて置けば良い」などと話しており、当時のロシア寄りであったウクライナのヤヌコビッチ政権を倒して、アメリカ寄りの新政権へ移すことついて話していました。


 またヌーランド国務長官補は、ウクライナ問題に対して「国連がまとめ役であるのはよいことだ。EUは口出ししてくんな、(Fuck EU!)」とまで話していました。


 その会話の内容からだけでは、細かいことまでは分からないものの、たしかにアメリカ・オバマ政権がウクライナ情勢に対して、スパイ工作活動を行い、深く関与していることが読み取れるのです。


 そしてこの電話盗聴の後、ウクライナではクーデターが起こり、実際にヤヌコビッチというロシア寄りの大統領は追放されました。そして2014年5月に行われた大統領選挙では、アメリカ寄りのポロシェンコという人物が勝利し、アメリカ側が望んでいた政治家たちが、次々とウクライナ新政権に入りました。なんとその中には、反ロシア・親アメリカのユダヤ系外国人までいる始末なのです。


 ですからこの電話盗聴事件およびその後のクーデターから、何が推測できるかと言えば、それは「アメリカがウクライナ政権の人事を行い、ウクライナのクーデターでは事前に関与していた」、ということです。


 実際にウクライナのコレスニチェンコという政治家も、「このクーデターはヨーロッパやアメリカが計画したクーデターであり、欧米のスパイ工作員たちが、クーデター勢力に100億ドル、日本円にして約1兆円もを支援していた」、と話しております。


 ロシアの政治学者セルゲイ・マルコフ氏も、「ロシアの隣国ウクライナで、アメリカがクーデターを計画していることを、オバマ大統領は知っているのだろうか?」と話しています。