バラエティ番組「リンカーン」の「激論!朝までそれ正解!」や、QuizKnockさんのシリーズ企画「朝からそれ正解」(略称:朝それ)に代表される「正解のないお題に対して皆で正解を見つけるゲーム」です。
例えば・・・
【あ】で始まる大事なものと言えば?
というお題の場合、
愛、挨拶、赤ちゃん、相づち
等が一般的に共感されやすい答えになるかと思います。
ですが・・・
Amazon、悪役、汗、アメブロ
のように個性的な回答が飛び出たりして
Amazon
「世界最大のネットショップ、言わば現代の四次元ポケットですよ。ないと困るでしょ?」
悪役
「いやいや、地元で買って地方経済回そうよ。悪役がいなければ皆の大好きなヒーローがニートになっちゃうからね!?」
汗
「平和でいいじゃないですか。こちらは人命がかかってます。難病に指定されている汗をかけない病気【無汗症】の方は運動や暑熱環境により熱中症になることもあります」
アメブロ
「無汗症の人もこれがあれば幸せになれる。アメブロで楽しい毎日を送ろう」
等とプレゼンを行い、ゲーム参加者を納得させれば正解を勝ち取ることができます。
(QuizKnockさんのように正解決定権が一人にある場合もあります)
シンプルなルールに見えますが、知識や閃きだけでなく、プレゼン能力や戦略性も求められる高度なゲームなのです。
☆用語説明
・包含
他者の回答を内包すること。例えば「あ」で始まる大事なものと言えば?のお題に対し、「雨傘、雨靴、雨具」という回答が出たとします。「雨具」は「雨傘」と「雨靴」を含みますので、「雨具」は他の回答を包含している回答ということになり、正解を勝ち取りやすくなります。
・助詞(〇〇の〇〇)
〇〇の〇〇という回答はゲーム性を欠くため正解になりにくい場合があります。
-正解になりにくい例
丸いものといえば?に対し、「〇〇のボール」という回答は正解になりにくいです。丸いのはボールであり、「のボール」をつければ多くのものが当てはまってしまうからです。
-正解例
QuizKnockさんの動画で「【え】で始まるよく伸びるものといえば?」という問題で「円周率の世界記録」が正解になった回があります。これは「の」を使わないと表現できず、納得感が強い回答のため正解に選ばれたと考えられます。