2004年の1月に入って、急に会社から「解雇」の手紙が実家に届きました。
「もう少し休め」といった45歳の先輩(社長)からの手紙です。
「もう3ヶ月休んだから、解雇にします」と、
一方的に解雇にさせられました。


初めから、彼はそれを狙っていたのかもしれません。
私は、悔しい気持ちになりましたが、
「もうこの人とは仕事を一緒にやっていけないな」と踏ん切りがつきました。

このようにして、私は会社を首になりました。
あとは、傷病手当金と失業保険で食いつないでいくしかありません。
しかし、立ち上げたばかりの会社で、会社に在籍した期間が短く、
失業保険はもらえませんでした。(詳しくは忘れましたが、傷病手当金で生活していました)

もう東京では、一人暮らしできる資金はありませんので、
関西の実家に戻りました。

両親とも、うつ病に関しては、まったく無知でしたが、
うつ病に関する本を手渡し、読んでもらい、
少しばかり理解してもらいました。

それまでは、「何かに取り憑かれているのとちゃうか?」と言われるほど、
うつ病に関して無知でした。

あと、話はそれますが、
「がんばれ!」と声を掛けられるのは、本当に苦しかったです。
頑張って頑張ってもどうしようもできないのに、
さらに頑張らなければならないのか?!と感じ、
「がんばれ」と言われると、心が何度も折れそうになりました。


やはり、周りの中では、うつ病のことを理解してくれない人もいます。
あと、うつ病患者は、苦しくなって、何度も何度も人に理解と助けを求めることがあります。

そんなとき、相談された健常者は、
内心うんざりするのでしょう。「俺だってそんな経験あるよ、でも頑張って乗り越えたよ」と
吐き捨てるように言われたこともあります。

私は「俺のうつ病のことが、理解されていない・・・」と感じ、
泣きたくなりました。

最終的に、実家で静かに暮らせるほど、
両親には理解してもらい、感謝しています。