鬱病を発症したのは、31歳の時になります。
当時はまだ独身で、彼女もいませんでした。
していた仕事は、貿易会社の営業職で、ちょうど1年前(30歳の時)に、
その当時在籍していた別の貿易会社を先輩2人(42歳、45歳)と独立して
3人で新たな貿易会社を立ち上げている最中でした。

仕事は忙しく、毎日遅くまで営業や資料作りの仕事をしていました。
先輩2人(42歳、45歳)は、42歳の方が同じ営業職。
45歳の方が、技術職兼社長という肩書きでした。

一回り以上の先輩方と仕事をしていましたが、
特に違和感を感じることはありませんでした。
ただ、社長となった45歳の方は、人をバカにする癖のある、
それでいて、権力や名声に弱い人間でした。
そういう方でしたが、人間的な部分と仕事の部分を切り離して
接するようにしていました。

会社を立ち上げるというのは、資金的にも時間的にも
プレッシャーを感じるもので、私自身も無いお金を工面して生活していたので、
早く結果を出したいと焦っていた部分もあります。
それ以上に、その45歳の先輩は、焦っていたようです。

この時点で、うつ病を発症する「環境」は既に出来上がっていました。
自分の体験で分かったことですが、
うつ病は外部からの「ストレス」の「頻度」と「大きさ」で突然に発症するものだと感じます。