トラウマを消す技術 (フォレスト2545新書)/マイケル・ボルダック
¥945
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東日本大震災から間もなく半年が経とうとしていますが、

原発問題や復興がなかなか進まないという事も手伝ってか、

震災がトラウマになり、精神的な病を抱えてしまっている方も少なくないと言うのが現状です。

そんな方に是非読んでいただきたい一冊が、

マイケル・ボルタック著・「トラウマを消す技術」です。

筆者は幼い頃、父親に母親を殺されると言う経験をし、それが大きなトラウマとなりました。

おまけに吃音に悩まされ、義父母に16歳で家から追い出されるなどして、散々な少年時代を送ります。

そんな彼が変わったのは、18歳の時に初めてできた友達に勧められたセミナーに参加してからでした。

そしてそれが決定的になったのは、とあるコーチが書いた著書を読んだ時でした。

NLPの技術を取り入れた彼の「変化の科学」は、マイケルの吃音を克服させ、母親が殺された事によるトラウマを完全に闇に葬り去りました。

この本ではその経験を元に、いかにしてトラウマをなくしていくかを述べているのですが、

今回はその中から一つシェアさせていただきます。

マイケルが、そのコーチに興味を持ったのは、そのコーチがあるトーク番組に出演した時に発した次の言葉がきっかけだったのだそうです。

「変化は一瞬のうちに起こる。時間がかかるのは変化への準備だ」

私がうつを克服した時もまさにこれでした。

私の場合、三日間のセミナーを受ける中で、うつから解放されたのですが、その決め手になったのも、とある気づきを与えられた瞬間でした。

大切なのは、その一瞬をいつ掴めるかどうか、だと思うんです。

私の場合、うつで倒れてから1年足らずで、その瞬間を捕える事ができましたが、それを1日で見つける事ができる人もいれば、何十年経っても見つける事ができない人もいます。

それを見つけるには、とにかく能動的になる事。

常に良くなろう、成長しようという気持ちがなければ、その瞬間を迎える事はありません。

そもそも私が受けたセミナーにしても、「もっと良くなりたい!!」という気持ちがなかったら、受ける事はなかったでしょうから。

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