「絶対に負けられない戦いがそこにはある」


サッカーの国際試合が近づくと出てくるフレーズ。


私もこの表現、嫌いではありません。


日本代表の予想外の活躍により、大いに盛り上がった今年のW杯も、今では遠い昔の話になってしまい(って大げさか?w)、いよいよ今日からはUEFAチャンピォンズリーグ(CL)が始まりますが、W杯にせよ、チャンピォンズリーグにせよ、3戦または6戦の予選を勝ち抜いた後、負けたら終わりの決勝トーナメントが控えています。


このような短期決戦(CLは1年近くの長きに渡りますが、試合数を考えると決して長期戦とは言えないと思います)ですから、1勝の重みは、国内のリーグ戦とは比べ物になりません(そもそもサッカーのリーグ戦自体、野球のそれと比べると試合数が格段に少ないわけですから、1勝の重みは相当のものです)。ですので、特に優勝を目指すチームにとっては、絶対に負けられない試合の連続という事になるわけです。


しかし、人生は長期戦。


80年も生きたら、勝つ時もあれば負ける時もある。


毎日が「絶対に負けられない戦い」になってしまっては、精神的に参ってしまいます。


トータルで勝てばいいが、連戦連勝である必要もない。


相撲で言えば、15戦のうちの8勝、勝ち越しで十分なわけです。


人生全勝を目指すのは、それこそ完璧主義そのもの。


それをやるからうつ病になってしまう。


全勝を目指す必要はなく、勝ち越しを目指す。そうする事で、気楽に生きられるわけです。


しかしその一方で、


「ここは絶対に落とせない」


と言う出来事に出くわす場合もあります。


長い人生だからこそ、そういう場面も出てくるわけですが、


どうしても毎日が「絶対に負けられない戦いになってしまう」人も存在します。


それはどんな人か?


続きは後ほど。



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