こんにちは。


明太子です。

しばらくオランウータンのリュウのことを書いておらず、申し訳ございません。

2016.12.13
オランウータンのリュウが亡くなりました

私が福岡から宇都宮動物園に来たのは、紛れもなく、リュウがいたからです。
歳が近く、弟のように思ってましたので、なかなか前を向くことができませんでした。
無事お別れ会を終え、いらして頂きましたお客様には感謝申し上げます。

リュウには、動物とのコミュニケーションの大切さを学び、飼育員としての私を育ててくれた師匠でもあります。

餌とやる気と好きという気持ちだけでリュウに向かい合った若い日の私に、何もさせてくれなかったのを今でも覚えてます。

扉一つ開けさせてくれませんでしたからねー…

指一本で扉を閉められ、扉のレールにわざと餌を挟み込んでおいたりと、懐かしく思います(^^)

オランウータンは単独生活ではありますが、人工哺育ということもあり、甘えん坊。

しかし、あまのじゃくでかまってちゃんなところも可愛く

んー。

子どもみたいですねー(笑)

リュウはコミュニケーションがとれるようになっても、色んな方法で相手の気を引かし、相対時間を長くするのが得意でしたので一筋縄ではいかなかったことが可愛く思います。
皆様もよく、「それをとってくれ」と指をさされて要求されたのではないでしょうか?

さすがに頭の良い動物で、飼育員に対しては、わざと外に物(遊び道具)を散らかし部屋に帰って来ないということも沢山ありました。

と言うのも、リュウは全てのお気に入りのオモチャを部屋に持ち込まないと帰らないからです。

いつも、散らかしてはみるものの、最終的に素直に段ボールやバケツに片付けして帰ったり、もっと外にいたい時は、舌打ちしながら片付けして帰ったりと、面白い性格でした(笑)


早く、それに片付けしなさい!

と、母親のようにお話してましたねー。


サングラスをかけたりとお茶目で、


ちゃんとするときはちゃんとする優しい子
挨拶の気をつけ。

自分の好きな時にお絵描きもしてたね。

お話したり。

ご飯を交換しあったり。

グルーミングしあったり。

ブラッシングしたり。

喧嘩したり。

でも、すぐ仲直り。


そんなリュウが大好きでした。

いつか、僕もリュウのところへ行くでしょう。その日までリュウに教わったことを胸に抱き、強く生きます。
また、一緒になったら遊ぼうね♪わがまま言ってね♪

ありがとう!

リュウ!!


長年、リュウを可愛がって頂き、誠にありがとうございました。