松本大洋さんの「東京ヒゴロ」第3巻を読みました
時代遅れのマンガ編集者塩澤さんが、会社を辞めてまで理想のマンガ雑誌を作るために奔走するというストーリーですが、いよいよ今回で完結です
マンガ家の産みの苦しみや、読者がいることへの感謝の気持ちなどが巧みに描かれていて、相変わらず心に染み入ってきます
果たして塩澤さんの夢は叶うのか
第1巻から読み直してみると、どん底の塩澤さんが風に傘を飛ばされるシーンがありました
第3巻のラストはそこにつながって、さらには以前二度と来ないでほしいといわれた嵐山先生を訪ねるという見事な締め方
まさに唯一無二の作風を存分に楽しめました
早くも次作が楽しみです
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