ネヴ・マーチ/ボンベイのシャーロック | 弁護士宇都宮隆展の徒然日記

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くにたち法律事務所@吉祥寺 東京大学法学部卒 東京弁護士会所属(35489) レアルマドリー・ボクシング・小説・マンガ・音楽・アート・旅行・猫などが中心のブログです

ネヴ・マーチの「ボンベイのシャーロック(MURDER in OLD BOMBAY)」(高山真由美訳)を読みました


1892年のボンベイで、けがのために軍を除隊して入院していたジム・アグニホトリは、新聞記事で大学の時計塔から2人の女性が落ちて亡くなったという記事を読みます


うち1人の夫であり、もう1人の兄でもあるアディの心情に共感したジムは、事件の調査を申し出ます


入院中にシャーロック・ホームズの小説を繰り返し読んでいたジムは、あるときは変装して、あるときは得意のボクシングをいかして調査を進めます


果たして2人は自殺なのか他殺なのか?


手紙の謎とは何なのか?


敵陣に取り残された軍の救出作戦はどうなるのか?


アディの妹ダイアナとの身分違いの恋の行方は?


個性的なインドの風俗をバックに、ミステリ・冒険譚・ロマンスがふんだんに盛り込まれており、ページをめくる手を止まらせません


ラスト付近において黒幕との対決が続いていく展開は、素晴らしい構成になっており、思わず声が出てしまうほどワクワクしましたね


大満足の一冊でした

  

 

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