ディーパ・アーナパーラさんの「ブート・バザールの少年探偵(Djinn Patrol on the Purple Line)」(坂本あおい訳)を読みました
インドのスラム地区に家族と住んでいる9歳の少年ジャイの目を通じて、インド社会の問題点を描いた作品となっています
かつて読んだ「ぼくと1ルピーの神様」がものすごく面白かったので、今回も大きな期待を抱いていたのですが・・・
スラム地区での生活ぶりや雰囲気の描写はなかなかのものなのですが、ストーリーがあまりに平板で、それにもかかわらず全体が長すぎます
いつ面白くなるかいつ面白くなるかと思っていたら、そのまま終了というパターンでした
アメリカでは今年のエドガー賞に輝いたそうですが、個人的には相性が悪かったですね