版面が薄い鉄板製の
亜鉛凸版
スタンプ編です!
ゴム印とは異なる活版。
というか亜鉛版は
詰まるところ
鉄板です
なので固いのです。
普通にスタンプすれば
当然かすれます
そして、金属ですので
インクの乗りが良くありません。
故にムラも出ます
さて
本題はここからです。
出来るだけ、かすれずムラ無く
そのためのテクニックをば少々
1.まずはかすれ無く押すには
版面が固いので
紙の方で弾力を付けます。
自分は厚紙を何枚か重ねた上に用紙を乗せて
スタンプしています。
土台は
適度に柔らかいものが望ましいです。
雑誌だったり、手帳だったり、
身の回りにあるものでも大丈夫です。
これでかすれは軽減されるかと
但しあまり柔らかすぎると、
角が付いてしまいますので適度に固いもので・・・
さて
ヌメ革へのスタンプです。
この場合は革自体に弾力がありますので、
台紙を敷かなくても
そのままでスタンプOKです。
但し
革はスタンプするには柔らかな素材故に
逆にかすれる場合も多々ございます。
なので
万力やCクランプを使って加圧スタンプ
という方法がBESTではあります。
2.次はムラを無くす方法です。
先程、版面が金属なので
インクの乗りが良くありません
と書きましたが
そもそも金属自体がインクを弾く素材です。
ですので
まずは
試し押しを何回か繰り返して頂き、
版面にインクが十分乗るようになってから
本押しして下さい。
例えれば
使い込んだ中華鍋が、
油を敷かなくても染み込んだ油で
美味しいチャーハンが作れる、
と
そんな感じでしょうか(←分かり難い)
さてさて
ベタ面積の大きなこんな版面の場合は、
インクがなかなか乗らないものです。
そんな場合は
サンドペーパーなどで版面に細かな傷を付ける
のもお勧めです。
まあ
サンドペーパーですと版面に
結構な傷跡が付いてしまいそうなので・・・・・
そんな場合は
キッチン用品で言うところの
激落ちくん
だったり
アクセサリー用の
仕上げ磨き布(紙)だったり
サンドでも
仕上げ用の一番細かい目のものだったりと、
とにかく
目が細密なものでさっさっと軽く拭く感じで・・・
ちょっと押してみましょう。
いい感じですね。
これでもダメな場合は一回インクを落として
うまく押せないところを中心に
再度少し磨いて下さい。
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