本日から
数回に渡りまして
今まで取り上げておりませんでした
‘木製台座の活版‘
について説明させて頂こうかと思っております
普通の鉛製活字は
全体が鉛で出来ています。
一方
木製台座
すなわち
土台が「木」で作られております。
こんな風に土台が木製で
版面に金属の版をくっつけています。
全部鉛で作っちゃえば簡単じゃね?
何でこんな面倒な事をするのでしょうか?
その答えは
ズバリ
コスト&ウエイト
の問題です
【1】鋳造コストの問題
そりゃあ
鉛より木の方がよっぽど安いですもんね![指差し](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/602.png)
![指差し](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/602.png)
【2】重量の問題
二義的な話ですが重い重量の活字が軽くなった
という効果もございました。
とにかく鉛の活字は重いのです![びっくりマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/611.png)
![びっくりマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/611.png)
そのほとんどが木になる事で
組版職人さんの労力は半減されます。
腱鞘炎や腰痛持ちの職人さんも減ったはずです
また
活字を保管しておく
キャビネットや棚の部類にかかる重量も少なくなります
そんなかんなで
特に1点物の大きなモチーフものやロゴ類
また大型のアルファベットや数字類は
木製台座や全部木製の活字が使われていました。
本日はそんな歴史のお話でした。
それでは
次回は木製台座の種類について説明させて頂きます。
◆ヤフオク活字出品ブースは→こちら
◆活字刻印マニュアル目次は→こちら
◆鉛の書体見本帳は→こちら
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