最近のヤフオクでは
木製台座メタルスタンプ
ウッドベースメタルスタンプ
ウッドメタルスタンプ
メタルプリンターブロック
銅板メタルスタンプ
なるものが出品される機会がございます。
要は
ベース部分が木製で、そこに金属の版面を鋲打ち
若しくは両面テープ貼りした活版印刷用活字のことです。
全体が鉛で出来ている活字の場合
大型サイズになると
それはそれは重たいものになります。
当然組版するには骨が折れますし、
移動や保管する場合も重くて大変です。
何よりも
コストがかかります。
そのため
大体48pt以上の活字になりますと
木製のベースに
版面だけ鉛や銅版のプレートを取り付けて版にするのが
外国では一般的でした。
翻って日本の場合は
メタルベースに樹脂や亜鉛で出来た薄い版面を
両面テープで貼っているのが一般的です。
今シリーズでは
そんな台座（ベース）部分が木製の活版の種類や
紙ものへのスタンプ、ヌメ革へのプレス方法などを
順次ご紹介させて頂きます。
正直、木製台座系は、
彫りの深さが1mmも無いのが大部分ですので、
ヌメ革にプレスするのは難しいものがほとんどです。
しかし、鉛の活字には無い
大きなワンポイントモチーフに出来るのが
魅力でもあります。
少々のテクニックやアイデアを使いますと
ヌメ革へのプレスも可能になります。
下のオートバイは
周囲に罫線を回しているのがお分りでしょうか。
角付きを気にすることなく
深く刻印するためです。
まあまずまずというところでしょうか。
ちなみにスタンプすると
次にこちらは
元々が版面ではございません。
大きな時計などに使われるメタルプレートを
台座に貼ってみたものです。
革にも十分プレス刻印が出来るのです。
次は
ジョナサンクラブの記念ロゴです。
殺人的な美しさです。
装飾の彫りの精緻さと言ったら
もう鼻血ものです。
ヤフオクでも1万円近くまで競り上がりましたが、
分かる人にはわかるのですよね。
ステイズでスタンプすると
もはや気を失いそうです。
刻印しても堪りません。
細かい、細かすぎる（昇天）
もっと気が休まるものを下さい。
もっと優しいものがいいです。
自然体に戻れるようなデザインを・・・
ということで
ベジタブルフレームです。
