さあ
綺麗になった活字達の出番です。
 
まずは分量の多い
Garamond Italicを多めに組んでみましょう。
イメージ 2
あ、これは洗浄前の姿です。
 
こんな感じに仕立ててみました。
 
イメージ 1
 
 
上段・下段はGaramond Italicオンリーで、
中段をゴシック体で組んでみました。
 
さて、刻印してみましょう。
 
イメージ 3
 
 
文字組みのポイントは2つありますが
お分りでしょうか。
 
まずは流れです。
 
正体(直立体)は
そして
斜体(イタリック体)は
 
もしかしたらどこかの教科書に書いてある内容・・・
なのかもしれませんが
 
全て経験から得てきたものですので、
間違っていたらすみませんです。
 
上の刻印事例で言えば
動→静→動
という配置になります。
 
中心に静の書体を配置したことで、
ドンと落ち着いた刻印となりますが、
 
上下に置いた動の書体が、
重みを逃がす(流す)役割を果たします。
 
何か難しくなってしまいましたが、
 
つまるところ
 
正体と斜体の同時使いは、
かっこいいのです。
(↑結論があほ的)
 
 
もう一つポイントがあるんですよね。
 
イメージ 4
 
 
黒子のバスケ幻のシックスマン
 
気が付いたら上級者です。
 
種明かしは次回にて・・・
 
というのがいつもの流れですが、
本日はラストまで。
 
正解は
 
HandmadeのイニシャルHです。
 
よ~く見て下さい。
 
Hだけがローマン体、他はゴシックです。
 
上の画面のHだけを指で隠して
そこにゴシック体のHがあると妄想して下さい。
 
頭の中にゴシック体で揃った
Handmadeが十分想像出来ましたら、
 
おもむろに指を外してみて下さい。
 
如何ですか?
 
たった人1文字でも、
印象はがらっと変わるのです。
 
頭文字を変えただけでも、
アートな雰囲気が醸し出せます。
 
字列をカレーに置き換えると、
Hはまさに隠し味的な役割を果たします。
(↑びみょ~)
 
ある程度の書体を集めた方は
是非、混植にも挑戦してみて下さい。
 
何らかの
参考にして頂けましたら幸いです。
 
次回は
 
今回よりも少ない字数で
今回よりもアートな字列を作ってみます。
 
やぎ座
 
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