さあ
綺麗になった活字達の出番です。
まずは分量の多い
Garamond Italicを多めに組んでみましょう。
あ、これは洗浄前の姿です。
こんな感じに仕立ててみました。
上段・下段はGaramond Italicオンリーで、
中段をゴシック体で組んでみました。
さて、刻印してみましょう。
文字組みのポイントは2つありますが
お分りでしょうか。
まずは流れです。
正体(直立体)は静
そして
斜体(イタリック体)は動
もしかしたらどこかの教科書に書いてある内容・・・
なのかもしれませんが
全て経験から得てきたものですので、
間違っていたらすみませんです。
上の刻印事例で言えば
動→静→動
という配置になります。
中心に静の書体を配置したことで、
ドンと落ち着いた刻印となりますが、
上下に置いた動の書体が、
重みを逃がす(流す)役割を果たします。
何か難しくなってしまいましたが、
つまるところ
正体と斜体の同時使いは、
かっこいいのです。
(↑結論があほ的)
あ
もう一つポイントがあるんですよね。
黒子のバスケ幻のシックスマン
気が付いたら上級者です。
種明かしは次回にて・・・
というのがいつもの流れですが、
本日はラストまで。
正解は
HandmadeのイニシャルHです。
よ~く見て下さい。
Hだけがローマン体、他はゴシックです。
上の画面のHだけを指で隠して
そこにゴシック体のHがあると妄想して下さい。
頭の中にゴシック体で揃った
Handmadeが十分想像出来ましたら、
おもむろに指を外してみて下さい。
如何ですか?
たった人1文字でも、
印象はがらっと変わるのです。
頭文字を変えただけでも、
アートな雰囲気が醸し出せます。
字列をカレーに置き換えると、
Hはまさに隠し味的な役割を果たします。
(↑びみょ~)
ある程度の書体を集めた方は
是非、混植にも挑戦してみて下さい。
何らかの
参考にして頂けましたら幸いです。
次回は
今回よりも少ない字数で
今回よりもアートな字列を作ってみます。