昨日ご紹介させて頂きましたリースタグですが
アルファベットを刻印するとすれば
やはり一番人気は筆記体です。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20191122/08/utsumaru/a3/f6/j/o1024076814646159333.jpg?caw=800)
革タグだけでなく
革小物全般に言えることですが
正直、筆記体を使えば
大抵の作品はそれだけで付加価値が付きます。
オークションでは入札率、落札金額も上がります。
そりゃそうですよね
だってこの美しさなのですから。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20191122/08/utsumaru/b8/6f/j/o2048153614646159334.jpg?caw=800)
ちなみにこちらは
【王室の筆記体】
Royal Script
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20191122/08/utsumaru/f3/ea/j/o2048153614646159336.jpg?caw=800)
2番人気はイタリック体、いわゆる斜体ですね。
特に細身のタイプが人気です。
24ptのGaramond Italicです。
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20191122/08/utsumaru/e3/5d/j/o2048153614646159340.jpg?caw=800)
早速、昨日のリースタグに刻印してみましょう。
これが
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20191122/08/utsumaru/45/a6/j/o2048153614646159345.jpg?caw=800)
こうなります。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20191122/08/utsumaru/a9/3e/j/o2048153614646159348.jpg?caw=800)
筆記体の時もそうですが
こちらも右に傾いています。
アルファベットの活字を使う場合のポイントとして
お客様に読みやすい
ということが外せません。
一口に読みやすさと言っても
単に活字を強く押せばいいというものではありません。
脳に認識されやすい文字を選ぶことも
重要なファクターなのです。
人が文字を読む際、
読み進む進行方向に傾いていると
水が流れるようにさっと読めます。
下りの坂道と平地を歩く違いと言えば
分かりやすいでしょうか。
(↑微妙)
そして流れのある文字は
それだけでデザイン性もUPさせてくれます。
お花のタグで言えば、静止したお花たちに
斜体のアルファベットを刻印するだけで
動の要素を加味出来るのです。
おっと、脱線しました。
豆知識はこの辺で・・・
それでは第3位、
3番人気はローマン体です。
日本語で言えば明朝体です。
こちらは12ptのCochin Romanです。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20191122/08/utsumaru/4c/4c/j/o2048153614646159351.jpg?caw=800)
お花のタグに刻印するとこんな感じになります。
![イメージ 9](https://stat.ameba.jp/user_images/20191122/08/utsumaru/dc/77/j/o2048153614646159356.jpg?caw=800)
筆記体・イタリック体と比べ
無風状態になったのがお分りでしょうか。
そよ風にお花が揺れている情景の斜体に対し
お日様の下でしっかりとお花が咲いている
といった情景となります。
流れが無いというマイナスイメージは
安定感というプラスイメージに置き換えられます。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20191122/08/utsumaru/c5/3d/j/o2048153614646159361.jpg?caw=800)
なにか言葉の詐欺師的な感じになってしまいましたが、
それぞれの魅力があるのです。
人気書体に共通して言えることは、
やはり
細身の書体です。
線の細い書体はヌメ革にも刻印し易いため、
特に活字初心者の方は
こうした人気書体に近いものから
揃えていかれると宜しいかと思います。
![ひまわり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/153.png)