今回は、極小6ptのアルファベットで
ラインを作ってみようというテーマですが、
それでは早速始めてみましょう。
と
その前にすみません。
このセット、
最下段のスペースですが
薄手のものが少ないのです。
6ptの活字自体が珍しいですので、
手持ちのスペースもほとんど無いため・・・・
と 言い訳の時間でした。
ということで
今回もスペースを自作します。
今回もと書きましたのは
以前も自作した記事を書いたことがあったためです。
お探し頂ければ幸いです。
過去記事では中型18pt(字面縦幅6.3mm)の活字でしたので
1mm厚のプラ板や薄い木板などで代用しました。
しかし、今回は極小サイズの活字です。
字面の縦幅は2mmしかございません。
字間に間隔を空けるにしても1mmでは厚いですし
1mm厚のプラ板などを細かくカットするのは困難です。
ということで、こちらを使ってみます。
そうハードタイプのカードケースです。
厚さは0.3mmほどしかございませんので
極小活字の字間に差し込み
単語間に間隔を空けるには丁度良い厚さなのです。
また、2mmごとのカットも
カッターで簡単に切断出来ます。
下は2mm×18mmのサイズでカットしてあります。
右下のものが今回作ったものです。
ちなみに上のものは
段組みの場合に上下の字列の間に差し込む代用インテル
左は18pt用の代用スペースです。
こんな風にスペースは身近なもので自作出来ます。
とりあえず、この代用スペースを使った
ミニミニ組版をお見せします。
これだけ小さいと
テープで固定するのも一苦労です。
お分りでしょうか。
単語間には今回作った0.3mm厚の代用スペースを
上下の字列の間には前回作った1mm厚の代用インテルを
使っています。
こんな小さく繊細な刻印が出来るのは
活字のみに与えられた特権なのです。
それでは
不足していたスペースもどきも揃ったことで
次回アルファベットラインを作ってみます。