はじめましての方もそうでない方もこんにちわ
望月空稀です。


先日初めて舞台に立たせていただきました。

快賊船Vol46
「THE TRUTH OF PALM ~blow in the wind~」

ワークショップからお世話になっている劇団快賊船さんにお声かけいただき今回のチームに加えさせていただきました。


物語のテーマは「戦争」
その時代に翻弄された人々の物語です。暖かくて悲しくて笑って泣いた。心の止まることのない場所でした。
日本の長崎サイドと戦地サイドで綴られた物語。

私がいただいたのは朝鮮人の戦地にいる女性の役です。劇中では一度も呼ばれませんが伊小豆(ユン・パ)。呼ばれていた名前はユキエでした。

すごくグレーな役柄で、男性たちのなかでたった一人の女性。
最初はとんでもないところから彼らに関わっていくのですが、彼女の台詞がひたすらに重かった。
重かったからこそ、同時に私に足りないたくさんのものが彼女に宿っていて酷く眩しく彼女からたくさんのものを学びました。


今でも多く問題にとりだたされている彼女たちの問題を知るところから始まり最期の結末には自分自身でも深く考えさせられました。


奪われるだけの戦争は負けると言う形で終わった。
じゃあこのあとどうすればいいのかなんて、ひとつしかなかった。
体はあげたけど心まではくれてやらない。だから最期まで笑っていく。
「私」はもう自由で「私」の物語は、同胞に未来を託して自ら幕を引きました。



捨てるのは心じゃない!

そうまっすぐに言えたユンパの心はまっすぐで不器用でとても誇らしかった。



勉強に訪れさせていただきましたアクティブミュージアム様。本当にありがとうございました。
もしお時間がありましたら来年2月まで「日本人慰安婦の沈黙」が展示されています。
もしお時間ございましたら、是非。


未熟ゆえたくさんの方々に手を貸していただいて、それでも迷惑をかけました。
けれど、平成の最後のこの冬にたくさんの縁に出会えたことは私の幸せです。

本当にありがとうございました!


また会う日まで!