おくりびと、観てきました。



映画に出てくる名もない人(少女Aとか)にも

本当は一人一人に人生があるはずなのだけど

そのストーリーというのは普通映し出されない。


でもこの映画はその一つ一つのストーリーが描き出されていて

その度に涙してしまいました。たくさんの映画を一気に見た気分。


納棺師というお仕事は遺体をきれいにして、

読んで字の如く棺に納めるという仕事なのだけど、

わたしは見ていて「お茶の御点前」のような美しさを感じました。


お茶もすべての所作の順序がきっちり決められていて

それはとても合理的で踊りを舞うかのような美しさがある。

それにどこか似ているなぁ、と。

そしてこの主人公はその仕事に誇りを持っているところがまたかっこよかった。

自分が旅立つときはこんな納棺師さんに送り出してほしいものです。


それにしてもよく笑い、よく泣きました。

なんだかすっきり。


劇中あった「死というのは誰もが通過するような門」という言葉や、

以前小山薫堂さんのインタビューで読んだ、彼が出会った納棺師が

「死ぬとは「究極の平等」だと言っていた」ということを思い出す。

死に対するイメージも変わったかな。


明日からまた毎日を楽しもう。ていねいに生きよう。

今、そんな気分。