カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門を受賞した

トウキョウソナタ、試写会で見てきました。

監督:黒沢清

出演:香川照之、小泉今日子、小柳友、井之脇海

    井川遥、役所広司


リストラされたことを言えない父。

内緒でこっそりとピアノを習う弟。

バイト漬けの兄。

何だか毎日もやもやした気分の専業主婦の母。

ちょっとずつズレていく歯車の中でもがく家族を描いたものがたり。


日本に潜んでいる問題をぎゅっと凝縮して詰め込んだような映画だった。

誰もが出口を探してた。

人生をやり直したがっていた。


人生をやり直すのに死ぬ以外の方法はあるのか。

ある。この映画はそれを教えてくれた。


体は生きたままで、

自分の中の古い自分だけ一度死んで、もう一度生まれるのだ。


でも一体どうしたら?

その方法は人によってさまざま。

自分の中の古い自分とさよならするのは勇気と覚悟がいる。

でもそれさえ持ち合わすことができたなら、きっと変われる。


映画で出てきた方法はかなり極端で
なかなかあそこまですることはできないけど(する必要もないけど)、
自分なりのやり方きっと見つけられるはず。

一人一人の問題が持ち込まれたことで狂ってきた家族の歯車は

結局一人一人の問題が解決されないと解決しない。

その「視点」が新鮮だった。


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