今日は
立ち上がれ、ウガンダの子供たち(Ugada Rising)
http://www.ugandarising.com/home.html
を難民映画祭で見てきました。
(写真はわたしが撮ったもので映画とは無関係です)
前のブログでも紹介したように
ウガンダはわたしが行った南部はとても治安が良いけれど、
北部ではLRA(神の抵抗軍)と政府軍による紛争が長年続き
(現在は停戦合意がなされているが)
LRAは子どもを誘拐して子ども兵士にしたり、虐殺を行っている。
ウガンダに行く前も講演に行ったり、
映画を見たり(invisible children )して勉強はしていたけれど、
帰って来てからは前よりずっと身近に感じられるようになっていた。
わたしがマーケットで手に取ったキテンゲ(布)と
全く同じ柄のキテンゲを巻いている女の人が大声で泣いていた。
わたしが小学校で一緒に歌った子どもたちと同じピンクの制服を着た
子どもたちが両親をLRAに殺され、自分が家計を背負うという状況にあって
学校には行きたいけど行ってしまうとその間、生活費を稼げないと言う。
家のつくりは見たことのある造りだったりするのに、
中にいる人は手を切られていたり、耳を削がれていたりする。
わたしはポールに「南部の人は北部の紛争に興味はあるの?」
と聞いたことがあった。彼は「ある人もいればない人もいるよ。」と答えた。
同じ国なのに・・・。
それだけでも結構驚きだったのに、
その興味というのが「子供兵士の問題」とかではなく
「だって、政府の一部はそこにお金使ってるんだぜ」という
政府のお金の行先としての興味だったから更に驚いた。
「俺は政府は本気で紛争終わらせる気なんてないと思うよ。
一部の人間にはそこから利益があるから」
「あなたはどうしたらあの紛争が終わると思う?」
「ジョセフ・コニー(LRAのリーダー)が捕まれば」
「彼が捕まるだけで全ての問題は解決すると思う?」
「俺は思うね」
次第に彼の顔が曇っていっているのを感じてた。
「じゃあ、最後にもう一つだけ聞かせて。
さっき、あなたはわたしが南部の人は北部の紛争に興味あるかって聞いたとき
ある人もいればない人もいるって言ったけど、あなた自身は興味があるの?」
「NO」
もちろんこれはポールという一人の考えであって、
南部の人というくくりでこの話をするのは危険だと思うけれど、
それでも彼が自分は興味がないとハッキリ言ったことはショックだった。
本当はもっと子供兵士の話とか聞きたかったけれど、
ポールよりももっとGURU(紛争地域)に遠くて、
電気もガスも水道もある日本でぬくぬくと生活していた自分は
何となくそれ以上何も聞けなかった。
帰国してからまた別のウガンダ人にその話をすると、
彼はこう言っていた。
「北部の人間だって南部のことを良く思ってないさ。
アミンやオボテは北部出身で彼らが大統領だった時、
北部はその恩恵を受けてた。
今のムセベニはムバララ(私の行った所、南部にある)出身だから、
今はムバララあたりが恩恵を受けてるからだよ」
「恩恵って例えばどんな?」
「その町だけいっぱいプロジェクトやるとかさ」
背景がわかって興味がないと言った時のポールの心境がわかってきた。
そんな見えない構図はまだまだたくさんあって。
例えば、スーダン政府がLRAを援助していて、
ウガンダ政府がスーダンのゲリラ組織SPLAを支援していたという
まさに「敵の敵は味方」という構図だったとか(2002年に両政府は和解)。
その発端にアメリカが絡んでいたとか。
そのあたりのウガンダの北部の問題の構図については
これ↓。うちのNGOのHPなのですが、結構わかりやすいです。
http://www.arc-japan.org/jp/activity/scsa/seminar1.htm
(実際にどの子がどんな経験をしたとかまで、載ってます。)
そしてARC(アフリカ平和再建委員会) (わたしがボランティアやってるNGO)では
ストップ子ども兵士アクションキャンペーンをしています。
キャンペーンの中身は
・日本国内で子ども兵士の存在を知らせ、現状を理解してもらう。
・国際会議へ出席し、他のNGOと協力のもと提言、条約の制定を現実化させる。
・子ども兵士リハビリテーションプログラムを行っている現地NGOへの直接支援を行う
といった内容。
まだまだ勉強不足なので、
このキャンペーンをやりながら自分自身もっとちゃんと知って
自分にできること、しっかりとやっていきたいと思います。
難民映画祭は木曜までやっていて、
全部無料で見られるのでぜひ行ってみてくださいね!
http://www.refugeefilm.org/film/2007/2007/218.html